新世界フェリアス 〆

……誰も居ないのに“ただいま”は可笑しいか。お前サンの“おかえり”もサマになってねェしな。
（　小屋の中へ進んでから彼をベッド上に下ろそうとしたのだが、何の気無しに抱えたまま一緒に寝転がり。大事そうに抱き引き寄せ額にキスし、手は彼の体のラインにそって撫で滑らせ太股の辺りで手を止め。じっと彼の両目を見つめたかと思えば“続き”に関しての留意事項をしれっと述べ　）
先に言っておくぜ。疲れてンなら寝る。そうじゃなきゃ──寝かせねェ、覚悟して貰うぜ？



うん？　何か俺に試練でも与えたそうに聞こえるなァ。……そうか固有能力てのはソイツにしか使えないのか、残念だ。
（　もしもの話が実現すれば良い方に見えていたので固有能力ならば仕方なく早々に諦め。しかし身を守るための道具は欲しいと言われればあった方が無難で。この石の街もとい今はさしずめゴーストタウンに変化しているが、何か無いかと周囲見回しながら歩き。何やら広めな場所に出たかと一層警戒強め　）


（／もう全部記憶飛ばしてゼロからスタートさせてしまえば一件落着ですよ！　独りでも記憶無くても夕神は生命力だけはありそうだから何してでも生きていける←

　安心してください。いざとなれば必殺暗転術がありますからb

　少しずつでも誰かが入ってくれるのって嬉しいですよね）