新世界フェリアス 〆

ま、まあ……急がなくていい。
ゆっくりめで頼むぜェ、シルバ。
（　彼は簡単に言うがそれは身体能力が自分よりも高いからで。受け身なんて咄嗟に取れるものかは落ちてみないと分からないし、落葉がクッションになっても当たり判定が悪ければどうなる？　その先を見据えないことには安心できない性分らしく、彼にと言うよりは狼に“ゆっくり”を強調しながら然り気無く『名前』付けをさらりと　）
……あぁ、そう言う逸話があるンだ。この果物が黄金のリンゴだったら、俺とリッドでアダムとイヴになれたかもなァ。（　何の事もなく喋っていれば何気に視線を逸らす彼の動向に、くくっと喉鳴らし　）お前サンそろそろ──てか俺と繋がったのにまだ照れやがるのかァ？



（　カウントダウン後の衝撃と言ったら大したことはなく、寧ろ不思議なのか不穏な空気なのか。今まで石像として在った場所から、人として生き生きと動いているではないか。一人二人ならともかく、街の石像全て動き出しているものだから、どういう原理が働いているのか分からず口を半開きに。ふわっと感じる部分と言えば動きは生き生きしていても、中身から生気を感じない──彼らは生者じゃない結論に至れば、自然と体は身震いし　）
…………、コイツら、霊体ってヤツなのか。悪い霊、じゃないよな。


（／フル回転させてしまったのに、少し……以上修正掛かってる気がしますがすみません。生気が感じられない＝幽霊・幽体のたぐい。声を上げている・色付くに関しては流してしまってます。
　あんましわちゃると回収大変になるかなって思ってしまいましたので…神様が全て無かったことには出来るんですけど笑

　狼ちゃんの名前が決まりましたー。
　夕神「一応だが意味は考えてたのさァ」）