それから2人は、(〆)

…まさかこんなことに笑いが生まれるとはだけど。──…偶にはそう言う君を見れても良い。（穏やかな視線を感じるものの笑い過ぎて目尻に溜まる涙を小指の先で拭ってあまり目に留めれず/彼の身体が密着するタイミングで目線持ち上げればヘアスタイルも様変わりした姿に未だ慣れずライトアップされた最中に映える様にまた頬が赤くなり屋台を見る振りをして視線を徐々に逸らして）あんまりこう言うとこに来ることも無いから勝手は良くわからないけど、…写真は欲しいな。何処で撮ろうね？（春の温い風に乗る桜花の端が自分の近くまで降りてくるのを指先でタイミング良く摘んで拾い/人の密度も程々にある空間ゆえ撮れる場所というのは直ぐには思い至らず、絡めていた腕を手を繋ぐ形に変えながら首を傾げて問い掛け）