それから2人は、(〆)

──……～っ、異論はない…（めちゃめちゃ『そうだった』感のある閃き顔をしたのも束の間に何度か開いた口で何事か言い訳しようとしたが空気を噛み締めたのちに肩を落として観念し）…それは役得とも言えるんだけど、…溶けたバターみたいな気持ちというか。前の形を思い出せなくなりそうだよな…（それが良いことか悪いことかは知れないが何度目かになる触れる唇の感触から広がる愛しさに上塗りされて虚ろな響きの台詞となり、それが妙に可笑しくて口端持ち上げながら此方も彼の動作に合わせて一歩ゆっくり後退り）
ん、…卵料理被りだとくどくならないかな。…あ、酒があれば全然いくらでも行けるが。（食べ合わせを懸念して首を傾げるもののアルコールに想い馳せれば無駄にビッ、と親指上げてドヤ顔し）ハハハ、そういう僕も好きだろ？知ってるぞ。…よしじゃあ、暖かいし河川敷の道でも通るか。少し遠回りだが気分は良いぞ。（内心彼の好きな箇所である指先に触れられるのには嬉しいものがありそれもあってか調子の良い言葉が喉奥から湧き出でて／ビルの照明を落とし、玄関の鍵を途中で拾いながら揚々と春の散歩に向かって行って）



（/ …さてさて、締めの雰囲気に持っていったけれど。場面転換するも良し、一旦休憩を挟むも良しの相談タイムと洒落込みたいんだが、どうだろうか？）