安藤継彦 2023-10-03 00:07:42 |
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──…、そ、れは。…想定していない、やつだ…。…待って、…っそれは僕に毒…、(選択肢のあるものだと想定していなくて呆気に取られたよう口を開いた真顔でジッと其方を見ていれば不意に耳朶を打つ甘やかな声音に驚きと共に数刻前の行為に結びつくような音色で。急激に脳が活性し始めて恥ずかしさがただ募り、眉を顰めながら自分の状態に困惑するよう横目に視線をそらして)
…?大したことはしてない、というか。…これも初めてだな、…想定していた事態に備えただけで、僕がそうしたいと思ってやったことなんだよ、…なあ崇臣、(チラと持ち上げた視線の中に収まる彼に不思議そうにするも其処に明らかに存在する自分と彼との価値観の差に、偽りなく静かに答えるも思考巡らせるよう顔を持ち上げると天井をふと見上げ)──…そんな顔してると次は僕が襲うぞ。(冗談か本気か悟らせない様平坦な口調を努めながらそう言えばと忘れていた彼が持ってきていた自分の水のペットボトルをひょいと片手で拾い上げて)
( / …?些かのネガティブを感じた、何だ。君が如何に僕に必要かなんて語り尽くせないぞ。…まあでも気持ちは分からんでもない、当たり前なんていつでも覆る。…でも僕は必要最大限君に真摯でいたいと思うのだけは伝えておこうかな。
…僕がこうした言葉の一つ一つを脳に焼きつかせる癖にこれが現実かどうか逐一疑っている様を君は想定してないだろうね。…どう、言うことか全然気持ちの整理が付いてない。ついてないけど、…了解した。…く、やっぱり今日も僕が負ける…! 一旦退却する…! /〆)
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