蒼月草の花冠 【葬フリ】

>>7　フェルン

ん、フェルン……あともう少し

( 布団の中で心地の良過ぎる眠りに浸っていた己の意識を、引っ張り上げたのは優しい振動だった。重たいまぶたをゆっくりと持ち上げると、窓から差し込む眩しい太陽の光に視界を潰され。かろうじて視認出来た少女は、今朝も今朝とて買い出しに行ってくれていたらしい。寒さで薄らと赤らんだ顔を、ぼんやりと見つめながら半ば無意識のうちにその名を呟いてみて。とはいえ彼女が帰ってきたからといって朝に弱い為『さあ起きよう！』とは残念ながらならず、重力に従い再び閉じてゆくまぶた。口ではすぐ起きると言うが、長命種の言うあと少しがどれほど説得力のない言葉か、これまでの旅を通してフェルンも骨身に染みているはず。布団を頭まで被さり )

( / 配慮いただきましてありがとうございます！なりきりの方でも新年祭以外のお話しも、ご一緒に紡いでみたいと思っているので近いうちに書店に駆け込みます！！先レスの方もありがとうございました。早速絡ませていただきましたが、苦手なロル形式などありましたら教えて頂けますと幸いです！ )