常連さん 2023-09-17 16:51:56 |
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( ──教授の話を聞きながら、ちらりと手元のノートに視線を移しては板書に勤しむ。晴れて大学生になって数日、一人暮らしにも少しづつ慣れ、大学の授業風景も日常になりつつある。
室内を見渡せば、既に幾つものグループが出来上がっているのが分かるが、自分は1人、部屋の中心の方でぽつんと座っている。とはいえ、昔から1人が好きな為、自分の中ではなんの違和感もない。おまけに100名近く受講生がいるし、1人でいるのは自分だけでは無い。
ふと、教授の板書が終わったかと思えば1枚の紙が配られ、何だろうかと目を通す。どうやら交流も兼ねてグループワークを実施するらしく、紙にはそれぞれのグループメンバーと座席表が書いてある。
グループワークなんて少々面倒臭いが、素直に椅子から腰を上げいそいそと荷物をまとめると、自分の名が示していた座席の方へと歩みを進める。
すると、どうやら同じグループらしき人がやって来るのが見え、視界の端から鮮やかな色が映った………。)
─── ‥好きだ。
( 隣の席へ座ろうとする相手を見た途端、そんなことを口走っていた。この発言を聞いた周囲の人々がザワついているのも気にせず、ただひたすらに、呆然と立ち尽くしながら相手を見つめていた。)
(/ 初回なのでロルが長くなってしまいましたが、展開や内容によって長さが上下する場合がございます…!
また、絡みずらいなどありましたらそちらも仰ってくださいね。)
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