ん、到着。行こうか。 ( 目的地に到着すれば広めの駐車場に車を停めて降りる。駐車場から水族館の入口へと歩みを進めて行くと休日だからか人が多くなっていき、はぐれてしまう程の混雑さでは無いが静かに彼の手を握る。自分よりも体温の低い指先に自然と2年前に少し緊張して手を握った初々しい記憶を思い出して口端を微かに上げ ) …相変わらず、手は冷たいんだね唯織さん。寒くない?