匿名 2023-09-07 21:36:05 |
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「そういえば部屋、暗いですね、電気つけなかったんですか?」
「あぁ、結構長い間電話してたからさ、」
「へぇ……」
いつの間にか空にはきらきらと星と月が瞬いていた、冬空の澄んだ空気が酷く心地良い、ひとりぼっちだった時と違って凄く幸せを噛み締めていた。景色は綺麗だった、アンタと出会う前よりもずっとずっと、
「そういえばノエル君、お土産を買ったんですけど……パンケーキです、食べませんか?」
「ぱんけえき…?」
優しい声で知らないものの名前を出されて首を傾げた、その時ホープがそっとリビングに案内する、白い簡素な箱を机の上に置きフォークとナイフを取りに行っていた、俺は飲み物を用意していた、用意が終わればそっとホープが白い箱をそっと開ける、その時甘さとバターの香ばしい香りが鼻を燻った、あまり嗅いだ事のない香りに目を瞬かせているとホープがクスクスと笑って椅子に座った、ノエル君もお座り下さいと言われ素直に座る、
「蜂蜜とバターをかけると美味しいですよ、でもまぁまず、何もかけずにどうぞ」「了解、いただきます…」
一口食べれば優しい甘さとふわふわの食感が口に広がった
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