匿名 2023-09-07 21:36:05 |
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[成程な、まだホープは帰って来ない時間だから1人きりだ、と]
「そうそう、だからなんか……誰かの声を聞きたかったし、昔の話、したかったから」
寒い部屋も誰かと話していれば普段よりずっと暖かく美しい時間に感じた、前世じゃ有り得なかった時間が幸せだった
「あ、ドアの音……帰ってきたっぽい、それじゃあな、ライトニング、ありがと」
[あぁ、わかった、それじゃあ]
「ただいま帰りましたよ~ノエル君!」
パッと電話を切ってドアのほうへ駆け寄る、優しい声で帰ってきた合図があった、
「おかえり、ホープ」
「あれ、なんか嬉しそうですね?」
「ちょっとライトニングと昔話を、な」
「へぇ?」
たわいない会話に思わず口元かふっと緩んだ、軽く過去をぼかせば察して深掘りはしなかった、正直学校終わりからホープを待つ時間が昔を一番思い出すな、なんてふんわりと思った口には出さないが
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