匿名 2023-09-07 21:36:05 |
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口角をあげたホープが俺と目が合うとゆっくりと目を細めた、逃げようと立ち上がるがその前に腕を捕まれ木に押し付けられる、背中の固い感触には覚えがあり背筋が凍る
(そうだ、俺は、、、)
このあと、、、
「逃げるなんてひどいですね、、、そんなに僕のものになるのが嫌ですか?それとも、、、照れてます?照れてるだけなら嬉しいんですけど」
、、、逃げられなかったんだ、腰が抜けてまともに立てずズルズルと木を支えにして座り込む、それにあわせてホープも片膝をつく、体の横に手をおかれ絶望が広がる、
「ノエル君、、、」
ホープの顔が近づく、何をしようとしてるかわからないほど鈍いつもりはない、焦点があわないほど近くにホープのかおがある、唇に一瞬柔らかい感覚がしてホープが身を離す、わずかに頬を染めたホープと目が合う
「ノエル君、逃げませんでしたね、やっぱり照れてたんですか、、僕達、両想いだったんですね、嬉しいなぁ、、」
嬉しそうに頬を撫で愛しげに目を細めるホープは俺が知ってるホープじゃなかった。目頭が熱い、
「これで貴女は僕のものですね、」
。、、俺は逃げられなかったんだ、
嬉しそうに笑うホープのこえが木霊する。もう一度口を塞ごうと近づいてくるホープの顔は涙でにじんで全く見えなかった。口に柔らかい触感がした途端、俺の意識は暗転した
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