＊ 閉じた箱庭に花笑む ［ 少女提供 / NGL / 指名制 ］

［ 舞台設定 ］

　人里離れた山に位置する全寮制の高等女学院。歴史ある古めかしい木造の校舎は、誰にも傷つけられぬよう大切に育てられた麗しき乙女たちの箱庭。温室育ちのご令嬢から表には出れない事情を持つ訳有りの娘まで、その門戸は広く開かれている。
　全体の人数はそう多くはなく、各学年1クラスに収まる程度。
　制服はセーラーワンピース。襟とワンピースの部分はそれぞれ白・黒・臙脂から色を選ぶことができ、襟・袖のカフス・スカートの裾にはゴールドのラインが入っている。ネクタイ、靴や靴下、その他上着などには規定がなく各々自由に着飾っている。
　外界との関わりを最低限に絶っている学院では、乙女たちの間で共有される独自のルールが散見される。

◇──花
　生徒同士で生徒を「 花 」に見立て、花の名前で呼ぶ。見目麗しい、聡明であるなど、他の生徒からの覚えの良い生徒ほど花の名前で呼ばれることが多く、人によっては本名で呼ばれるよりも馴染みのあるものとなる。

◇──生徒会
　完全推薦制ゆえに、自ずと生徒会員は全て「 花 」の名前で呼ばれている。閉鎖的な学院では歪な権力を持ち、特例として様々な特権を得ている。会長、副会長、その他庶務数名で構成されている。