素直になりなよ(〆)

(諦めの悪い女に何度も冷たい言葉を放ってやればようやく女は諦めたようで捨て台詞と共に部屋を出ていって、この無駄な応酬と終わったかと鼻で笑っていたが、女の様子から他の誰かがいるようで出入口の方をみて。入れ替わりで入ってきたのは平木瑠夏と意外な人物。多くの人間が自分の周辺に集ってくる中、こいつだけは近づいてくることが無い。他の有象無象とは違う雰囲気をもっていて興味深い人間だったが、まさかこのタイミングで二人きりになろうとは思わず。気まずそうに入ってきたのをみれば白々しい態度を鼻で笑い飛ばしてやり。)

盗み聞きとはいい趣味してんじゃねェか。あの女がお気に入りだったのか？