素直になりなよ(〆)

(昼休みの開始を告げるチャイムが鳴り響き席を立つとあっという間に周囲には有象無象により人垣が出来てしまい「お昼ご飯一緒に食べよう」の号令が始まる。いつもの調子でついて来たい奴だけついて来いと宣言すると甲高い声をあげてゾロゾロと人垣は自分と共に移動を始めて。食事中箸にも棒にもかからない話を周りがするのを黙って聞きつつ、「誠悟くんはどう思う？」と話を振られた時にだけ適当な返事をすれば、それだけで周囲の人間は沸き立つ。慕うのは勝手だが退屈なのには代わりは無い。)

(お昼が終わり移動を始めた所で一人の女に荷物を運ぶのを手伝って欲しいと言われ承諾すると行先は旧校舎。この時点で女の意図を察すれば、盛大にため息をついて。何も無い空き教室へとやってくると何度言われたかも分からない告白とやらのつまらない言葉。手短に断ってやるも女は食い下がってくる)

触るんじゃねぇ。お前みたいな掃いて捨てるほどいる人間に興味ねェよ。そういうことはもっと俺様に見合う人間になってから言いな
(気を引こうとする品のない行動に嫌悪感を抱けば擦り寄ってくる女を振り払い、軽蔑するような目を向け。真実を突きつけてやっただけだが女は「なんで」と「どうして」を繰り返し喚くだけでうんざりと言いたげにため息をつき)


(／すみません大変お待たせしました！かなりゆっくりペースになりますが気長にお付き合いしてもらえると嬉しいです！よろしくお願いします/蹴り可)