29340 2023-08-01 10:16:20 |
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どちらも初対面からを想像しております!
開始ロルを記載しておきますが、絡みにくいなどあれば修正致しますのでご遠慮なく…!
(榊)
…嗚呼、良い夜だ。
(闇に包まれた空の一部を丸く切り取ったような、金色に冴えた満月を縁側から見つめる純白の人影はそう感嘆の声を漏らす。山の奥、最近は誰も立ち寄った痕跡のない寂れた神社。朱色の剥げた鳥居の足元には名も知らぬ雑草が生い茂り、注連縄に至っては紙垂が千切れ、縄も所々風化しているという目も当てられない有様であった。その社の縁側にぼんやりと佇んで月を見上げる、華奢な体格をした美形の男の足元には白い蛇が何匹も這い回り、神秘的であるもののどこか不気味で、近寄ってはいけないモノであるような雰囲気を醸し出しており)
(ジュリア)
ふむ…ボクのワトソン君は一体何処へ行ったのやら。
(今までで何人目かの“ワトソン君”に今日も逃げられたらしく、お世辞にも現代の街並みに馴染んでいるとは言い難い、一昔前の探偵じみた、随分退廃的なファッションに身を包んだ女性は顎に手を当てながらそう呟いた。今はどうやら店の前に据え付けてあるベンチに腰を下ろし、彼女─いや、『彼』お得意の『人間観察』とやらに興じながら、新たな“ワトソン君”候補を探しているようで)
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