一等星を目指して【創作/3L/初心者、途中参加歓迎】

>>184 白尾さん

ほんとう！普段こんなに空を見ることないから新鮮です！

( 彼の言葉に釣られてふっと上空を見上げればそこには都会だというのに美しく瞬く星々が。わぁ！と歓声を上げながら小さな子供のようにそれを見てはしゃげば同じようにきらきらと光る蘇芳を彼に向けてふにゃふにゃと笑って。普段はこうして空を見上げる暇もないほどの生活を送っているせいかこうして隣に誰かがいる状況で星空をのんびりと眺める時間はとても心地よい。にこは「 お月様もとってもまんまる！綺麗ですね！ 」と此方を煌々と照らす満月を指さしてはぱっと花がほころぶような笑顔を見せて。 )



>>185 古月さん

─── じゃあ、いつまででも。

( 彼の言葉にきょとん、と瞳を丸くしてはそういえばずっと繋いだままだった手を見下ろし。自分の手をすっぽりと覆うような大きな彼の手は男性の手なのに何だかすごく綺麗で、にこはそのまま指を絡めるようにするりと繋ぎ方を変えては、此方を余裕ありげに見つめる彼にやり返すように蠱惑的に口角を上げてさくらんぼ色の唇を彼の耳元にそっと寄せ囁き。が、すぐにぱっと離れれば「 ……ふふ、なんちゃって。どきどきしました？ 」と流れるように彼の手から自分の手をする、と抜いて。いつまででもいい、なんて初恋泥棒みたいなことを言うお兄さんに〝勘違いしちゃう子が出ますよ〟と言わんばかりに先程の仕返しらしくにこの表情は得意げで。 )