一等星を目指して【創作/3L/初心者、途中参加歓迎】

>>171 古月さん

んふふ、ご褒美に思ってくれるんですか？

( ぱっ、と逸らされた彼の灰色の瞳と言葉に思わずふわふわと笑えば先程捕まえた彼の手をきゅ、と柔く握ってゆらゆらと揺らし。視線を逸らした彼の様子が何だか小さな子供みたいで、大人の男の人なのに可愛い！なんてお姉さんぶって考えては無理に此方へ視線を戻させようとはせずにこっちを向いてくれるのを手を揺らしながら笑顔で待ち。彼の言葉にきょとん、と目を丸くすれば「 古月さん演技なさるんですか？ 」と彼から質問されることよりも余程気になったのか思わずぽつりと言葉を零し。ドラマかしら、映画かしら。それとも舞台？だなんていつものバラエティとは違う庭に身を置く彼が想像できなくてにこの胸はそわそわと高鳴り。 )



>>173 淑乃ちゃん


えー、絶対淑乃ちゃんの方がカッコ、いい……。
っ、……。

( ドキドキしたと言ってくれる優しい彼女に不満げに彼女の足元にも及ばなかった自分の不甲斐なさを吐露しようとしたところ、その言葉は優しく掬われた顎と妖しく口角の上がった薄い唇の彼女によって最後まで紡がれることはなく。思わずぱち！と蘇芳色の瞳を大きくさせてはにこの真白の肌はだんだんと薄紅色に染まって行き、女性でありながら男役を務める彼女の真髄をまざまざと魅せられたにこは恋に落ちた女子高生のように時が止まったようで。暫く固まってたと思えば、ハッと我に返り「 こ、恋に落ちるとこだった……！！！！ 」とオブラートも何も無くバカ正直に恋泥棒をされる間際だった自分を露呈して。なにあれ、カッコよすぎる、ずるい、と頭の中はぐるぐると混乱しているのか彼女の涼やかな顔がどうしても見れずふい、と蘇芳色の瞳を逸らして。 )