一等星を目指して【創作/3L/初心者、途中参加歓迎】

>>120 古月さん


？、古月さ─── ｯひゃ、

( ふ、と自身の手首を掴んだ彼の大きな手に不思議そうにキョトンと蘇芳を丸くすれば、こちらを真っ直ぐ見据える銀灰色と楽しげに歪められた口角が此方を見下ろしている。にこは少し不安そうに彼の名前を呼ぼうとし口を開いたものの、それは小さな耳に囁かれた意地の悪い低い声によって最後まで呼ぶことはなくその代わり色の混じった小さな声がさくらんぼ色の口から漏れ出て。彼の手に掴まれている箇所と、彼に低く囁かれた耳からじわじわと熱が拡がっていく感覚がすれば〝て、手馴れている…！〟と普段から兄のように慕う彼の新たな一面にどぎまぎした様子を隠すことも無く、「 い、いじわる… 」とよわよわと小さく反抗する言葉を零しながら薄紅色に染った頬を隠すようにふい、とそっぽを向き。 )



>>121 淑乃ちゃん

…！！
あのね、この間淑乃ちゃんが出てたドラマ見たよ！少女漫画が原作のやつ……！

( 彼女もどうやら自分と同じ気持ちだったようで、ぱぁあ！と音がつくのではないかというほど判りやすく表情を輝かせては一体何から話そうと迷った末に最近彼女が主演を務めている少女漫画原作の恋愛ドラマの感想を。他にもカッコイイ俳優はもちろん出ているが、その中でも目の前の彼女は男性的でも女性的でもどちらの美しさを併せ持つ上に演技も動作も文句の付けようがないくらい上手くさすがのにこもティーンの女の子のようにきゃあきゃあ言いながらキュンキュンして見ていたようで、ふにゃふにゃ笑いながら「 壁にどん！ってして、顎クイってするの凄いかっこよかった…！私もいっぱいきゅんきゅんしちゃった。 」と薄紅色に染まった頬に両手を添えながら其のシーンを思い出してなぜだか心臓がどきどきして。 )