ゆっち 2023-07-06 00:23:07 |
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「はいはい、それくらいわかってるって」
(わざとらしく頬を膨らませた美浜を軽く流しつつ、自分の肩に手を乗せた相手に合わせるようなスピードで進んでいく。一段づつ確実に降りていく中で改めて相手の怪我を軽く見る、松葉杖を突いて歩く必要があるということは、それなりに重傷なのだろうとは思っていたものの一度や二度の転倒や事故で負う怪我の量とは思えず、優等生ながら本当は相当のドジなのかそれとも誰かしらに危害を加えられた結果なのかと考えを巡らせるものの、自分には関係しどうでもいいかとすぐに考えるのを止める。)
「そういえば、アンタ……よく甘理なんかの下についてられるね、あんな壊して奪うことしか知らなさそうなヤツとアンタじゃ相性悪そうだけど」
(階段を半ばほど降りきったころ、無言なのが少しばかり気まずくなったのか美浜結は甘理派所属かつ派閥内では結構甘理に近い位置の人物だったはずだと思った癒那は、優等生の美浜と短絡的で暴力的な甘理では相性が悪いのでは?と考えて、その純粋な疑問を相手にぶつけてみる。)
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