ゆっち 2023-07-06 00:23:07 |
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飽きた玩具は卒業するんは当然やろ。そんな事より先生は自分を子供なんて可愛いもんやと思ってたんか?アンタはバケモンやで見た目も中身も。にしても少しは善戦できる思ったんやけどなぁ。ウチには人間相手が分相応らしい。てなわけで今度こそ帰らせてもらいますわ。おーい、見てるんやろ麗那ちゃん。そろそろ助けてやー
(今までに玩具と看做した人間を何度も遊んでは捨ててきた絆は凛の指摘に反省する様子もなくニヤニヤとした様子で答える。そして自分の言葉を予想した相手の発言に対して、それを塗り替える更なる皮肉で返した。バケモンというのは能力の覚醒者であることと義手義足を揶揄しての蔑称である。生徒の枠組みの中では上位に位置する実力を持つ絆だが、教師で尚且つ能力の覚醒者である凛とは明らかな力の差があり、これ以上の対峙は不毛と判断した絆は撤退することに決めたようだ。掴まれた足を引き戻すと痺れたその足をピクピク痙攣させながら引きずり数歩後退りする。そして、上空に視線を移し仲間に助けを求めた。)
ハァ…強者と事を交えたくはないのです。ここは気を沈めてはくださらないでしょうか。凛先生
(絆の呼びかけに応じ建物の屋上から飛び降りて凛と絆の間に割って入る。正確には凛の細工により音は外に漏れ聞こえない為、絆の視線でヘルプを出していることに気が付いたようだ。衝撃で舞った砂煙に紛れ「ほな、後は任せたわ」なんて呑気な言葉を残し絆が走り去ったのを確認すると大きな溜め息をつく。そして凛に向き直ると先ずは説得を試みた。弱者のことは虐げるが強者には一定の敬意を払うのが麗那である。絆が学園を抜け出したことを察知した会長の命令で絆の監視兼非常時のサポートを任されたとはいえ、選択科目で「技術」を選択していることもあり日常的に接している教師とは事を交えたくないというのが本音であった。)
はい…では…い、行きましょう…
(雲雀の言葉に背中を押されたことで意を決して立ち上がると、雲雀の手を握って診察室へと歩みを進める。しかし、緊張から表情は固く動きはまるでロボットのようにぎこちない。一部始終を見ていた周囲の人達は仲睦まじい姉妹のやり取りにほっこりしていた。)
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