グラサンオールバックの悪魔(♀) 2023-07-02 08:48:30 |
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…そりゃ、どーも。
(「おおっと、ここから先は有料だって言ったろ?」彼女は戯けたような態度のまま、伸ばされた手から逃げるように黒い障壁を元の位置へ戻した。それに伴って冴えた赤い光は再び黒い障壁の内側へ消え、いつもの彼女の姿ー瞳を黒い障壁で覆い隠した、全身黒ずくめの『悪魔』へと戻る。「ハハ、そんじゃオレは今から仕事だからよ。…さっき潰してやったゴミ共がそろそろ地獄に来る頃だろ」彼女はそう笑い、影に潜んで天使を襲う機会を伺っている下衆な下等悪魔たちにギロリ、サングラス越しとはいえ威圧感のあるひと睨みを効かせてから、ひらりと軽く手を振って路地裏を後にした。地獄に戻れば彼女の思惑通り頭を潰された人間たちが、ー元天使という背景が故なのか、この地獄にはたった一人しかいないー青い瞳の同僚に捕まっており、「お。帰ってきたか、ジャスティス。いきなり落ちてきた"コレ"、お前が捕まえてきたんだって?」と問いかけられる。彼女はそうだ、とでも言うように軽く手を挙げ、彼女が潰した頭が歪んでいる、その中から脂ぎった中年男を捕まえて同僚とともに仕事部屋へ連れ込んだ。中年男は彼女の顔を見るなり「こ、この…悪魔め!」と汚い唾を飛ばしながら、威勢だけは良く叫ぶと拳を振りかざして殴りかかろうとする。彼女は軽く躱すと右手で再び頭を掴んだ。途端、男の威勢は消え失せて怯えた表情のままガタガタと震え出す、彼女はそんな男をゴミでも見るような冷たい眼差しで睨みつけながら拷問用の椅子へその身体をひょいと投げ出し、いつもより手酷い拷問を開始し)
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