リハビリ 2023-06-28 17:58:35 |
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放り投げたモンスターの死骸は緩やかな放物線を描きながら飛んで行き、それを追いかけるリーダーの起こした風が髪をたなびかせる。モンスターを追いかけてくれるかどうかは正直なところ一か八かの賭けだったけれども、どうにか一命を取り留めることはできた。
「ふい~、死ぬかと思った」
本当は空気砲で逃げたかったけど、向こうに見える街まで銃声が届くと少女にこちらの所在が露見しかねないので今回はやめておいた。アタシ賢い。
して、当のリーダー殿は散らばったモンスターをかき集めているご様子。怒りが行きすぎて仔犬になっちゃった……。半ば暴走しているリーダーを指差しながら残る二人に問うた。
「あれ、アタシたちのリーダーですよね?大丈夫なんですか、アレに従ってて」
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