銀河鉄道の夜　/ NBL、指名制、無登録

>兎座

皆お気に入りかあ、良いね、楽しそう。いっぱいいたら退屈しないね。（彼の言う皆のことが知りたくなってくる。勿論彼との時間も大切で楽しくて特別なのだが。「素敵なお嬢さんなんて初めて言われたかも。嬉しい」喜びと照れからはにかみつつ、少しだけ視線を下げ。カムパネルラである彼は、きっとこの列車から降りることはできない。連れ出すことも、手作りを持参することも難しいだろう。受け取ってくれる様子は想像できても、実際には叶わない。あーあ、とぼやきながら思い切り背凭れに背を預けたかと思えば、残念そうに肩を落として。夢のような空間の中にある、少しの寂しい現実。眉を下げつつ叶わぬ願いをぽつりと呟き）持ってこれないし、作ることもできないんだもんね。此処に材料とキッチンがあったら良いのに、なんて。