銀河鉄道の夜　/ NBL、指名制、無登録

>兎座

天馬の……そっか、いっぱいいるんだ。会ってみたいな。（まだ見ぬカムパネルラが何人もいる、その事実に好奇心を刺激される。たくさんのカムパネルラなんて楽しそうだ。どんな人物かはわからないが、きっと良い人たちだろうと根拠もないのに確信を持ち。「カムパネルラのことよく見たいなって思ったら、つい。気付いたら立ってた？」近くで見る彼はより綺麗に見える。温かなぬくもりときらきらの赤、ふわふわの兎耳。ただ見ていたいと、そう思った。怪我するかも、なんて考えが一切なかったのは、夢のような空間だからだろうか。気付いたら、なんてふざけたように疑問符で終わらせた。自分でもよくわからなかったのだ。微笑みを湛えて感謝の言葉を告げるも、なんとなく離れ難いのはどうしてだろう。ふわりとした耳や尻尾には触れずとも、柔らかそうな彼の髪にそっと触れて撫でてみる。「ふわふわ、落ち着く」と満足げに笑い。例えるならばペットに触れたときのような感覚で ）大丈夫、カムパネルラが守ってくれたから。ありがとう、カムパネルラ。