カムパネルラ 2023-06-22 18:02:23 |
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>オーブリー
──えっ。寝ちゃうの?!( 私と言うカムパネルラは今ここにこうして存在しているのに、ジョバンニが見る夢の一つに区分したと言うのか!自分という存在までもを珍奇な夢だと決め付けられた事に対して浮かぶのは不満と文句。つんとそっぽを向いていた顔を正面に座るジョバンニに戻すそのタイミングで文句の一つでも放ってやろうと開いていた唇は、やっと持ち上がったはずの瞼を再度落としていたから驚いた。お話が出来ると思って期待に膨らんだ気持ちがしおしおと萎びてしまうようで、彼が目を伏せるその裏ではオロと困惑に口をあとうの形にして。そうして考える。何とかして目の前で今正に寝てしまおうとするジョバンニの気持ちを繋ぎ止めないと!と慌て逸る気持ちから紡ぐ声は早口になり「 ばか!起きなさいよっ。他のカムパネルラじゃなくてこの私!天馬のカムパネルラが話し相手になってあげるって言ってるのっ。それなのに寝てて良いと思ってるわけ?!アンタってばそんな勿体無いことしちゃうお馬鹿さんなの??ちがうでしょ。ねえってば!………う゛う。ジョバンニはカムパネルラと話をするのよ。そう決まってるんだからぁ…っ 」最初は上から目線でば~ん!と張った胸の心臓の辺りに片手を置いて強気の宣い、その指先が今度はジョバンニに向くと馬鹿にするような煽る声色で続け、次第に一人語りの限界か向けた指先がふにゃと折り曲がり虚勢を張りながら最後のひと鳴き、その間ずっと二つの大きな目が真っ直ぐに彼だけを捉えて。 )
(/ そのように言って頂けてとても嬉しい限りです。此方こそPL様の選ばれる言葉の洗練された美しさに心を奪われて何度も読ませて頂いているので新たな文章を読めること、既に魅力的なオーブリー様のことを少しずつ知れることが嬉しいです!。それではどうぞ宜しくお願い致します。 )
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