カムパネルラ 2023-06-22 18:02:23 |
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>オーブリー
そこはキレイだって言葉で言うモンだろ。おめぇ、せっかく面はイイのにそんなんじゃモテねェぞぉ( 乱された髪を整え直しながら文句を唱える姿は顔を合わせたばかりの頃、彼の佇まいに圧倒されて萎縮していたとは思えないほど年相応で可愛らしく思えて仕方がない。お披露目するように向けていた手の平を指先を丸めて情けない緩い拳に変えて膝元に戻し、一度弟の立場で彼を区分すると今度は故意に揶揄う意図を込めてどの口が言うのだと言う内容を。先程まで向けられていた堂々とした雰囲気ではなく探るみたいに少しばかり控えめなそんな雰囲気で案のひとつのように伝えられる。その言葉が彼の優しさを表すようで眉はより下がり、困ったようなそれでいて腹を括っているようなそんな笑みを見せ「 この汽車に乗る前のコトがわかンねぇんだ。それまでがどう生きてたとか、元々こうだったのかとか。相席するジョバンニで俺たちみたいな見た目をしたのは出会ったコトがねーから、きっとコレは普通じゃねェんだろぉなってことはわかる。………銀河ステーションで降りた先が何処に繋がるのかもわかンねぇし、少なくともここにいる間は”生きてはいられる”。 」たっぷりの時間を使って黙りこくる。悩み、考え、答えを探り、そうして口にするのは己を含めたカムパネルラについて。話の途中、自分にとって誇らしく自慢の象徴である角を見せるように顔の角度を変えて。悲観的ではなく、ただどうしようも無いならここで生きるしかないとある意味では諦めにも前向きにも捉えられる答えをゆっくりとした声で返して )
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