カムパネルラ 2023-06-22 18:02:23 |
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>シャーロット
知ってる、そうでしょ。アンタの目はちゃんと機能してるから自信持っていいよ( 挨拶を交わしたジョバンニが警戒心のない小動物のように顔を寄せて口にした一言に対して見せるのは自信に溢れた表情で。たっぷりと自惚れながら謙虚な気持ちを持たずに褒め言葉を受け止めて「 そう、シャーロット。でもねアンタが銀河鉄道の夜の参加者なら役名が必要なのよ。 」訂正に対して返すのは彼女の立場からすると何が何やらといった内容で、それを気にとめずにストップを掛けて言い切り「 私はカムパネルラ。ただのカムパネルラじゃないよ、乙女のカムパネルラ。可愛いでしょ 」口にする単語はある物語を題材にしているものばかり、彼女がそれを知っているのか知らないのかを確かめずに自分の名前を伝えて最後にはにっこりとした笑顔を見せて )
>オーブリー
へェ、そりゃァ、また。雲ばかりってぇのは気が滅入っちまいそおだけど、……それも考え方を変えりゃ静かで落ち着いた過ごしやすい環境か。人工光が多い場所っていうのは栄えてる証拠だろ、雲が多くても人が賑やかなら。そこにはそこの良さがあんだろぉなァ( 星々の煌めきが無い環境は夢物語なのだ。彼が語る環境は物語のように面白い。同時に想像の中だけだと重たい雲が全てを覆う情景が好奇心を掻き立てて、同じくらい星では無い輝きが街を照らしている事実に胸を躍らせて。結局のところ、与えられた環境で上手く生きていくしかないのだと割り切っているからか、最後に残されたその質問に数秒だけ考えて窓に向けていた顔を再度正面の彼へ戻し「 飽きない、って言えりゃァ良いんだけど。やっぱり飽きるぜ。毎日毎日この景色だろ、今日は雨だとか晴れだとか天気の話ってぇのは会話の定番なのにそれが出来ないのも困るし 」癖の動作なのか口元の下、顎の辺りを指先で掻きながら呟くように口にするのはコミュニケーションを取るにあたって不都合があると言うこと。この短いやり取りの中でも口下手である事が伺えながら、対して真逆と恐れをなく堂々とした雰囲気の彼へほんの数秒だけ目を向けて。「 おめぇは?ジョバンニ。俺は羊だけど、おめぇはなんて呼ばれてんだァ?……あ。ジョバンニ以外でだぜ 」自分よりも若く、それなのに胸を張った落ち着きのある雰囲気に圧倒されてしまう前にと質問を投げかけて )
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