カムパネルラ 2023-06-22 18:02:23 |
通報 |
>アメリア
( まだ出会ったことが無い二人のカムパネルラについて、本来であれば説明をしなければいけない事が幾つかある。少なくとも内一人は扱い方を間違えると無事にこの夜を降りる事が叶わないかもしれないのだから。それでも、それを踏まえた上でも、今まで接してきた彼女の印象はきっと彼女なら事前情報がなくとも上手くやりきるに違いないという希望的観測で。そんな彼女の雰囲気から願いを込めて目元を細め、そうして対処法を伝える事が優しさなのか余計なお世話なのかを決め兼ねると口を閉じてしまって。差し出した紙袋がそのまま彼女の手元に落ち着けば、受け取ってくれた彼女が口にした場面は正しく賑やかな物だった事に垂れる眉が更に深く落ちて「 大体一番に兎が騒ぐんだ、暇だ暇だって。具体的にマフィンが食いたいって食べさせるまで騒ぐ勢いだったから作ったんだけど、途中で天馬のカムパネルラが一緒に作りたいって混ざって来たのは良いんだけど説明を聞かないで好き放題に作るからキッチン内がめちゃくちゃで、出来る頃には兎は飽きてるし、出来上がりを狙って食い意地の張った海蛇のカムパネルラが殆ど持ってった。……っつうのが今日の流れ。喜んでんのかはわからねぇけど、今アメリアが喜んでくれたんなら大成功、って所だな」一から今日の流れを説くように話す姿はいかに大変で巻き込まれていたかを愚痴るようにも見えるが、その実で他のカムパネルラから頼られ構われる事が嫌じゃないと言うのが伝わるようで。締めくくるように伝えるのは彼女が真っ直ぐに伝えてくれる褒め言葉に対する答え、という訳でもないが共にいる時間ですっかり心を許している彼女への気持ちで )
>宮守
……ああ。よしてよ、ただの兎でいい。僕はどこかの兎みたいに誰かに従って生きるのは向いてないかな( この手の挨拶を慣れているとでも言うように彼女が挨拶を口にし、その流れでとでも言う様子で自分の姿から連想する他の存在を頭に描くと緩やかな笑みを浮かべつつ齷齪働く時間に追われたその存在を否定して「 それよりもこうやって、自由にジョバンニとお話する方が向いてるんだ 」彼女が転ぶことなく確りと座ったところで触れていた手を引き戻し。続いて落ち着いた雰囲気だった彼女が過去のことを思い描くに合わせて感情を表に出すと澄ました対応よりもその人間味が兎の心を掴み、興味を強くさせた。二つの耳が情報収集の為に彼女の方をしっかりと向いて「 へぇ。聞かせて聞かせて。誰がジョバンニを見つけて、どう苦労したの? 」ストレートな質問で同様の応答を求めるとまぁるく開いた眼は少しだけゆるりと細くなり次から次へと重ねたくなる質問の気持ちを我慢し、先ずはその二点だけで口を結んで。その代わり、正面に腰かけた彼女の事を確りと目に写し、先程の佇まいや一級品だろう品の数々、そんな品のある衣類に負けない着こなしている雰囲気からきっと彼女はいい所の育ちなのだと言う事が伺えて。 )
>シャーロット
はーい、おはよ。( 今日は気分の調子がいい。必要以上にネガティブ思考に陥ることも無く塞ぎ込みたいと殻に閉じこもる事もなく、なんだったらいい事が起きそうな気すらしていた。そんな気持ちのまま選んだのはパールのように輝く白いワンレンのストレートウィッグ、ギラギラに輝くゴールドのアイシャドウと同色のブレスレットと大振りなピアス、細い指先にインパクトを与える大きなパールが付いた指輪、リップは抜け感を出す為にわざとヌーディな控えめカラーで今夜を迎える。正面で眠ったままのジョバンニが何よりも先に元気な挨拶を口にすれば指輪が光る片手を揺らして挨拶に応え )ジョバンニは寝坊助なのねぇ、夜はもう始まってるわよ。
(/早速来て下さり有難うございます。それでは指名にある乙女座でお話をさせて頂ければとおもいます…!お話の中で相性に不安など見られましたら遠慮無くお伝えください。)
>オーブリー
………あ゛ァ゛。ナルホド、納得だァ。それを言ったのは海蛇だろ、あいつは受け取り手がどう思うか考えねェで物を話しちまうンだ。───暇潰しだなんて思ってねぇョ。( 教えられた二人のカムパネルラの名前が、自然と姿を頭に浮かばせる。それと同時に良いか悪いかは伏せて該当の二人はジョバンニに好意的だが性格に別ベクトルの難がある事を描きつい眉間に指先を宛がって短い時間頭を抱える事となり。訳の分からないままに乗せられた汽車の中で暇つぶし相手だと言われれば良い気はしない、先ずはその認識を修正したいと眉間に押し当てていた手を下ろし逃げずに二つの眼を向けて伝え。少し遅れて付け加えるのは反応や雰囲気から推測する先に名の挙がる男に似たやり方だと緊張感をもっての声で「 ……海蛇みてぇなコトすんなョお、」と恨めしくも苦々しい物言いで訴えて。発言の中に見られる棘は差程気にした素振りが無く、そこからは普段接するカムパネルラの癖の強さが伺えるようで。それよりも一番最後に残された言葉が胸に引っかかると吹き出すようにくはっと声を混じえた笑い声を控えめに立てて「 ホントになァ、本当にそー思う。でも馬鹿げた夢だって思っちまえば案外悪くねンだょなァ 」困ったような笑顔を硝子窓に反射させて、景色と同色爪でカチンと窓を叩き後半は殆ど独り言のようにぽつりと落として)
トピック検索 |