銀河鉄道の夜　/ NBL、指名制、無登録

>山猫座

居なくなるっていう意味を測り兼ねるんだけど、あんたのような素敵な人を置き去りにしてしまうのは勿体無いな。
（若しかしなくとも殺しちゃってない？なんて疑問は呑み込み、言の葉通りそう考えたらゾッとした。生かすか殺すか自分の言動次第であり、彼女の判断次第なんだろうか。動物が首根っこを咬まれるのを想像してしまった。それでも手懐け合えれば、些か判断が早計な気もするが懐に入れると慈しむようなそんな気さえする姿を思い描け。隠された魅力のありそうな彼女へ素敵な人の気がする、ではなくあんたは素敵なんだ、と前向きで断定的な言葉を膝上に置いた、腕は組まず手だけを組み、下から相手の瞳を覗き込みながら贈り。「そうかな。」一度確認するよう目線を車窓へ移し、運に自分では分からないと言うような返事を。相手からのくすりとした笑い声に、退屈そうだった彼女の凌ぎにも、会話をしようと視線を戻し、ゆるりと首を傾げ。）
なに笑ってるの、可笑しなことでもあった？─それにしても、烏の相手は骨が折れたよ、中々降りる駅を教えてくんないから。けど、俺が降りる駅にはまだ遠いだろう？夜宙の旅と共に会話を楽しんでも良いと思ってるんだ、俺のことも聞いてくれて良いから、あんたのこと教えてくれる？