匿名さん 2023-06-02 12:20:04 ID:03d674a28 |
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>115 アリア様
「そんなに急いじゃ危ないっすよ!」
小走りに校舎へと向かう少女を見かけた青年が声をかける
夕焼けの草原のような二色の瞳は穏やかさに心配をのせて彼女を見ていた
「あっ…俺はレクト、もしかして同じ新入生っすか?」
よかったら俺と古いもの探ししませんか?と、義手でない方の手を差し出す
一人で放って置くわけにも行かない、なにやらどこまでも駆けていきそうな気がする
そうやってお節介に手を差し出しながらも出すぎた真似だったろうかと考えてその手は今にも引き下がりそうだった
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