《ツバキ》 こんな時間から開店なんて、オーナーも相変わらず気分屋ですこと…。 さぁさぁ、裏で寝惚けている狼君を起こしてお仕事といきましょうか。 ( 看板をくるりと回せば、着物の袖を捲り腰紐で結い上げる。優しく微笑んで一息吐けば下駄の音を鳴らし店中へ。)