緑さん 2023-05-20 14:28:52 |
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>317 暮里
「はい、先生…ではあらためて私のお勉強を手伝って頂けますか?」
少女は、初めて相手を自分の都合に付き合わせる事に不安感よりも大きい幸せを感じていた。
私1人ではなく彼女と2人で勉強会ができるなんて、今までの学園内の生活からでは考えられない進歩であり初めて少女にとって心から頼れる人が出来た記念すべき日でもあるだろう、歳が離れていようが少女にとっては関係のない事である。
「それでは、先生…私はこれから言われた通り図書室で勉強して来たいと思います。」
少女は、彼女に向かい一礼するとその場から立ち去ろうとしている。
しかし、忘れてはいけないのは返事をもらうという事であるが少女は、返事をもらわなければ約束とは言えない事にも気付いておらず更には約束を取り付けた場合、時間や待ち合わせ場所の話し合いも必要であろう事さえ分かってはいない…。
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