異能力探偵事務所(ｵﾘ限/3L/途中参加歓迎)

>真壁、一

暮里｢ええ、おかげさまで～…。背徳を感じずに、素直に日の目を拝める朝というのはやはり、実に心地のいいもののようで。加えて頭が冴え渡って、今なら何でも見つけられそうな気がしますよ、ええ。｣

｢ココアですね～？分かりました。｣

(相手から朝らしい、軽やかな挨拶が返ってきた。よく眠れたかという問いかけには振り返ってふわりと笑いかけ、おかげさまでよく眠れたと嬉しそうに語り。働けるだけで御の字と思っていたがまさか住居スペースまで用意してもらえるとはおらず、すんでのところでドロップアウトだった暮里にとってこれは、かなりの僥倖なのだった。事実ここ最近調子がずっと良く、QOLも高い。おかげさまで、とささやかにそのきっかけである相手に感謝を述べては、再びうっすらと暖気を放ち始めたケトルに向き直って。粉は少し多めにしておこうか。)

｢あ、にのまえさんもおはようございます～。…はは、2人とも、今日も今日とて依頼は血の匂いの強いものが多いようで。変わりませんねぇ………、いつ………m…｣

(ちょうど降りてきたニノマエにも挨拶しながらその様子をふと目で追う。しばらくするとニノマエ含めて所長もと、2人揃って苦笑いするものだから笑いを誘われながら、軽く気遣うようにそう伝え。ついで冗談でも言おうかと思ったが、他とは違う色の炎が薄らと視界の端でゆらめくのを見たため、それは突如として中断され。それからは気がついた違和感の一点に暮里の視線が一瞬で集中すると、直立不動で瞳が虚空を見つめたようになり。)

<発動中>

｢………あれ。｣

(ぶわりと全身に風がぶつかるような錯覚と共に周囲の景色の色彩は灰色基調に変わる。…さて。基本的にこの事務所にあるものは緑の火柱以外は、灰色や極薄い原色を示しており、内容自体は焦燥や忙しなさ、ささやかな安堵を示すものが多い。また、媒体に変換したときその多くは事務的で忙しない、それでいてやや小さな足音(ノイズが強い)が正体だ。そんな中、玄関の方に小さく薄いながら、されど力強く燃える赤黒の入り交じる赤炎がひとつ。)

｢この色、妙だな…(色からして恨み…にも見えるが、にしては火力が小さい。恐らく鬱憤や私怨の方が近いな。混じり方として黒が若干強いあたり、悪意が見える。)｣

(対象にゆらりと手を伸ばしながら、筋道立てて予測を立てていく。続いて再度その炎を確認すると、扉の隙間から漏れだしているものだということが確認できた。これは外に同じようなものがありそうだ。続いた予測に従い、玄関へ真っ直ぐ歩いていこうとして)

(/突然ですが暮里の能力のチュートリアルです。まずはじめに、能力を発動している最中の彼女には周囲の音が聞こえていません。このままでは絡みに難がでてしまうため、その時の彼女に限り確定ロルを回すことができるものとします。必要とあらばぜひやってみて下さいませ。他にも気になることがあればなんなりと…)