正義と正義（ 再建/3L/ファンタジー/1部人数制限あり/初心者途中参加大歓迎 ）

＞all

あら心外だわ、私だってお裁縫くらいできるのよ？あーして、こーして……ほら元通り！
(日が真上に登り、人の行き交いも激しくなるお昼頃。元気に駆け回る子供に、押しかける客の波に四苦八苦するパン屋の主人等々……。豊かさを見せつけるかのように賑わう表通りのその一角。山のように積み重ねられた木箱の上へと、三つ編みにした後ろ髪と女物のワンピースをはためかせながら、さも町娘であるかのように佇んでおり。手にした衣服の裂け目を裁縫針でテキパキと縫い合わせれば、足元の少年へと丁寧に手渡す。)

……本当に、羨ましいなぁ
(裁縫道具を裁縫箱へとしまいつつ、また元気に駆け出していく少年を手を振りながら見送り終えれば、ポツリ、と呟きを漏らす。ああして無邪気に走り回るのも、家族と手をつなぎながら歩くのも、王族に生まれた自分には手に入れられない光景であり、こうしてお忍びに来る度に酷く眩く見えるというもので。どこか感傷に浸るような感覚を覚えていれば、唐突に吹いた風に飛ばされた自分の帽子を追いかけるようにして立ち上がり)
(/遅くなりましたが、絡み文の方出させていただきます！どうぞよろしくお願い致します！)

＞22 ストレングス

いっそ……おや姉上。今はダンスの講義のお時間では？
(王子として、日々の鍛錬として課せられている剣術指南。将来戦場に立つ者として治めておかなければならない物であると分かっていても、未熟な身である自分にとってはやはり厳しいものがあるというもので。休息の時間も終わり、手に巻いた血の滲んだ包帯や、服の裾から見える青痣を眺めつつ帰る途中に思わず「いっそやめてしまえたらなぁ」などと呟きかけた途中、ふと中庭に自身の姉の姿を見かけてしまい。
雄々しく凛々しく逞しく。自分の憧れる姿と重なる、思わず妬いてしまうような姉の前でそのような弱音など吐く訳には行かないというもので、瞬時にニコリと作り笑いを浮かべれば、誤魔化すようにそう訪ねて)
(/絡ませていただきます！生意気な弟ですが、どうぞよろしくお願いします！)