主 2023-03-07 22:01:22 |
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>22 霧雨
…良く舌の回る。この街では弱さを見せた者から消えていく。自然界と同じ…弱肉強食。強くなければならない、強くあらねばならない。それがタテハマ…
ふむ…まぁ、良い。この問答で分かった。これ以上、この地で敵を作るのは家としても好ましくない…
これは。…そうか、偵探(テイタン)とは。風の噂には聞いていたが…
(普段はほぼ表情を変えない彼女が、苦虫を噛み潰したかのような顔で訝し気に言葉を放つ。既に相手方で依頼が成立している以上、ここで消せばいらぬ対立を招きかねないと考えたのか殺気を収める。去り際に名刺を投げられればそれをキャッチし、書いてある内容を確認する。合点がいったかのような頷きを零せば立ち止まり、相手が去っていった方角を見やる。既に姿は見えなくなっていたが…夜の闇に消えたその姿を、思い出すかのようにして)
(/見返してたら随分返しづらい文を投稿してしまっていて本当に申し訳ございません。名刺をいただいたので後日、という形にして訪問するというシチュエーションを作ろうと思います)
----数日後----
…ここか、あの偵探(テイタン)の事務所とやらは。流石に縄張り意識の強い中央に居は構えていない。少なくとも"鼻"は効くようだな。…謝謝(ありがとう)、また連絡する。此処では目立つ…余り事を荒立てないように。では行こう。
(あれから数日。繁華街のはずれ…その境目である場所には不釣り合いな黑の高級車が止まって、その中からアタッシュケースを持った彼女と数名の供回りが降り立つ。数回のコンタクトの後、車は去っていき、黑のコートに身を包み、そのポケットから数日前に渡された名刺を見る。本人が居ないのを良い事に多少の毒を吐きながら、相手はどういう対応を取るだろうか…と、いくつかパターンを想像しながら事務所の扉を3回、規則正しいリズムでノックして)
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