その血は華となり【途中参加 OK】

その血は華となり【途中参加 OK】

花詠み  2023-02-26 13:52:45 ID:f4a4a17f9
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ーーー美しい花は意志を持つ


その花はヒトと共にあり、ヒトを知る

ヒトを知った花は淋しさを覚える

淋しさを覚えた花はヒトを変えることにした

永い時を共に歩めるように、淋しくないように



例えそれが最悪を呼び寄せたとしてもーーー

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  • No.41 by マリン  2023-03-01 15:01:32 

>>32 栗花落さん

はい、栗花落さん、よろしくお願いしますね。
お話しが一番いいって…そういうものなのね
(「失礼します」と言って隣に座る。会話が酒の肴に一番だと相手は言うが、そういうものだろうか、かれこれ40年は生きている気がするが、御花に憑かれた時期はまだ未成年だったのもあって何となく避けていて、酒は一度も口にしたことがないのでよく分からない)

……い、嫌ですわ綺麗だなんて、褒められ慣れてませんの、照れてしまいますわ、それに…そういう事は軽々しく口にしない方が良くてよ
(相手に「綺麗」なんて言われて顔が赤くなる。そういえば長いこと人と話したこともなかったか、褒められ慣れていないし、なんだか照れくさい。相手は他の人にもポンポンこういう事を言ってしまうタイプなのだろうか、勘違いする人間が続出しそうなので止めた方がいいと話す。)


>>36 梵さん

嫌だ、なんだか変な所……っきゃあ!?
(「なんてこった」という言葉はこういう時に使うべきなのだろう。日課の夜の散歩をしていたらなんだか怖そうな街に迷い込んでしまった。さっきから妙な男に妙な店のスカウトを受けるし、空き缶を踏んで転んでしまうし…転ぶと足に食い込んだ茨が更に深く刺さってくるので凄く痛い。)

いっ…たぁ……うぅ………お家に、帰らないと…どっちに行けばいいのかしら…
(足の痛みを堪えながらなんとか立ち上がるが、どっちの方向に自宅があるのか分からずまたきょろきょろと彷徨う)

(/絡ませて頂きます。よろしくお願いします。)


>>39 唯織さん

いいえ、私、当然のことをしているだけですわ、それに同じ花憑きですもの、仲良くしたいわ。私の名はカーメル・テンダーネス、よろしくお願いしますね、唯織さん。
(困っている人を見たら助けるのは当然だ、と礼に対し首を振る。それに同じ花憑きのよしみでもあるのだ、出来る限り仲良くしたい。名を名乗り、相手にもよろしくと話す。相手が盲目であることは一目瞭然であるし、笑顔を向ける代わりに声をめいっぱい明るくする。)

  • No.42 by カーメル  2023-03-01 15:51:02 

(>>41これ私です。名前変え忘れちゃいました。ごめんなさい。)

  • No.43 by 栗花落  2023-03-01 16:03:19 

>41 カーメル様

隣に腰をかける彼女の顔をちらりとみれば、何やら腑に落ちないような表情をしている。
酒というものがわからないか、肴にぴんときていないかのどちらかだろうとあたりをつける。
どちらにせよ、酒とは縁遠い人生だったのではないだろうか。
彼女が飲みたいと思った時に口にすればいい。
ここで自分が勧めるのは粋じゃない気がした。

「はは、綺麗なのは事実だろう?花憑きってだけで美しさに磨きがかかるけど、君はそれを抜きにしても綺麗だよ」

彼女の褒められ慣れていない初々しい反応を堪能しながら、さらに褒め言葉を畳み掛ける。
己からすると褒め言葉、というよりは事実を述べているだけなのだが。
勘違いするならそれもよし。
ヒトにはそういう駆け引きを愉しむことも必要だろう、と彼女の髪を一房手に取る。
あまりにも初心な反応が愉しすぎて、悪戯心が刺激されてしまったようだ。
いっそのこと勘違いしてみるかいなんて、色香を含ませて囁いてみせればどんな反応が返ってくるのやら。

  • No.44 by 篠宮 蛍  2023-03-01 16:17:51 


>>38 梵様

(軽薄な声が耳に入ると同時に、冷たいのに春の陽だまりのような温もりを内包した風がふわっと吹き自身の髪を揺らした。落とした視線を上げさせた声のした方へ目をやると、自分を囲んでいる彼等と大して変わらない、むしろもう一段階派手さが増したような男性が、自分の背後の人に声を掛けている。親しげなやり取りを交わす様子は、彼等が知り合いだという事を証明していた。前の2人は違うようだが、微かに耳に届く会話は一方的に男性を知っているようだった。この界隈では有名人なのだろうか。なんとなく纏っている雰囲気が常人のそれとは違うような感じがするのは外見だけでは無さそうだと勘が言う。この男性が増えた事で状況は良い方に転がるのか、それとも悪い方へ拍車がかかるのか。自分に忠告をしてくれた言葉を信じ、前者への淡い期待を込めて賭けに出る。)

あ、もしかして…お兄さん?…私、弟さんの友達で家に何度か遊びに行った事があるんですけど、覚えてないですよね?これから丁度弟さんと約束があって家に行く予定だったんですけど…

(ほんの僅かな間で思い付いた、男性を利用しこの状況を打破出来そうな嘘を精一杯の演技で紡いでみせる。然も顔見知りであるかのように振る舞い、男性の弟という架空の人物を仕立て上げ男性との繋がりがある事を彼等にアピールすると、彼等は意表を突かれたような表情で自分と男性を交互に見つめてくる。もう少しで脱する事が出来ようか。あとは目の前のこの男性が乗ってきてくれるかどうかにかかっていた。心臓の鼓動が次第に早まり五月蝿いくらいになってはいるが頭はクリアで、最悪の自体も想定しておくことにするが又しても手詰まり感があり。)


  • No.45 by カーメル  2023-03-01 16:20:19 

>>43 栗花落さん

…も、もうっ、酔っ払いはお断りですわ……!それに初対面でそんなに踏み込むのは失礼ではなくって?
(困ったものだ、遊ばれてる事くらい自分にも分かる。多分相手は酔って興が乗っているだけなのだ、でなきゃ初対面の人間にこんなにグイグイ来ることは無いだろう、それとも、大人は皆こんなものなのだろうか…相変わらず顔は赤いままだが、相手の手からパッと髪を退ける。)

  • No.46 by 梵  2023-03-01 16:20:44 

>41 カーメル様

匂いに誘われるがまま軽い足取りで進めば、耳が小さな悲鳴のようなものを捉える。
大方、この街に慣れていないヒトが紛れ込んでしまったのだろう。
いつもなら特に気にするでもなく関わらないのだが、今日は気が向いたらしい。
心の望むまま悲鳴の元へ向かうことにした。

「ふーん…俺たちとは違うヒトだろうとは思ってたけど、何か君、それよりもっと……まぁ、いいや。こんな時間に、こんなところで可愛らしいお譲さんが1人で歩いてたら危ないぜ?」

悲鳴の主に声をかけたはいいが、街のヒトどころか、もっと多くのヒトと異なる不思議な印象を覚える。
気にはなるが今聞くことではないだろうと、開きかけた好奇心の扉を閉じる。
問題は、その不思議さがこの街の碌でもないヒトを引き寄せてしまうことだ。
俺みたいな変な奴に捕まっちゃうから早く帰りなよ、と声をかけるが何やら様子がおかしい。
悲鳴をあげていたということは、何処か怪我でもしているのか。

「君、もしかして怪我してる?もし、嫌じゃなければ手当してくれるところまで案内するけど…」

エスコートしましょうかなんて軽い調子で問いかける。

  • No.47 by 梵  2023-03-01 16:35:35 

>44 蛍様

どうすれば自然に彼女を逃すことができるか、真面目に考えていたところで、ふとある事に気づく。
元々付き合いのある男は置いておいて、他の2人も自分のことをやばい奴だと認識しているようだし、そのまま連れ去ってもある意味自然なのではなかろうかと。
いや、しかし、その場合は彼女と連携が取れないどころか、余計に怖がらせてしまう可能性がある。
皆が愉むことを第一としている自分にとっては、その最悪は許し難い。
隣の男にちょっかいをかけつつ考えを纏めていれば、彼女の方から打開策を見つけてくれたようだった。

「あ、あぁ…君、弟の……。いつも弟に付き合ってくれてありがとうね。それより君…いや、ここで話すことじゃないか。可愛い弟のオトモダチをこんなところに長居させるわけには行かないし、ウチに行こっか」

虚をつかれるとはこういうことか。
まさかの弟の友達という設定に、らしくなく言葉を紡げなかったのは許して欲しい。
お前弟がいるなんて話したことなかっただろ、と隣の男から鋭い指摘を受けたが軽く受け流す。
遊び相手にほいほい個人情報を教えるかよ、なんて返せば舌打ちと共に組んでいた手を跳ね除けられる。
どうやら気分を害してしまったらしい。
これで相手の意識は反らせただろう。
安全に彼女を連れだすことができそうだ。

  • No.48 by 栗花落  2023-03-01 16:44:10 

>43 カーメル様

どうやら調子に乗りすぎたらしい。
あまりにも可愛らしい反応に、ついつい悪戯が過ぎてしまった。
顔を赤めて髪を取り返す一連の様子に、仔猫が威嚇しているイメージが頭に浮かんだ。

「ふふっ、あまりにも可愛らしい反応をするものだから…つい、ね?そんなに怒らないでおくれ」

もっといじめたくなるだろうなんて、素面の自分が聞いたら笑い転げそうなほど歯の浮くような台詞を囁いて酒を含む。
ここまで悪戯心が抑えられないのは、きっと飲みすぎたせいだろうと酒のせいにしておく。
全ては酒の勢い。
自分にこんな面があるなんて気づかない方がよかったのかもしれない。
この時間が酷く愉しいものに思え、離し難くなってしまう。

  • No.49 by カーメル  2023-03-01 16:49:10 

>>46 梵さん

う……貴方は…いえ、この際誰でも構いませんわ、少し助けてくださらない………?私、道に迷ってしまいましたの、一先ずこの街から私を出して頂けませんこと…?怪我は…構いませんわ、慣れてますから………でも、この街…貴方の言う通りなんだか良くない雰囲気がありますし、街の外までで結構ですので、どうか「安全に」送り届けて頂ける?
(相手に声をかけられ振り返る。相手が何者でも別に構わない、とにかく街の外…見覚えのある場所まで送り届けてくれれば自宅まで辿り着ける。脚と腕からダラダラと血を流しながら助けて欲しいと頼む。しかし相手もこの街にいる以上手放しで信用出来ない、何かあれば掌に絡む茨でとことん切り裂いてやる。少々の威圧感を放ちながら「安全」という部分を強調する。)

  • No.50 by 梵  2023-03-01 17:05:48 

>49 カーメル様

「道に迷った、ねぇ…この街って迷い込むのも難しいと思うけど…ほら、こんな雰囲気だしさぁ。まぁ、いいや。考えてもしょーがないことは考えないのが一番!」

道に迷ったという言葉を反芻して考えてみたが、答えが出ないので諦めた。
実際、遊び人が集まる独特な雰囲気があるため迷い込むことは少ないとは思うが。
考え事やら他に気を取られていれば迷いもするだろうと無理やり完結させる。
しかし、街を出るにしては怪我が問題だ。
怪我をさせたり、みたりするのが大好きな…所謂、そう言ったことに興奮する輩もいるため、このまま徘徊するのはお勧めできない。
何やら警戒されているようだし、ずっと付き添うのも彼女の心に良くないだろう。

「あー…俺を警戒するのはわかるが、ちょっとだけ親切なおにーさんからの忠告を聞いてほしいなぁ。この街はね、遊ぶことが大好きなヒトの集まるところなんだよ。色々教えてあげたいけど、それはまた今度にするとして…正直、君の怪我、甘く見れないくらいイカれた街ってこと」

安全に街を出るためにも怪我治すぞ、とこちらも安全を強調して返させてもらう。

  • No.51 by カーメル  2023-03-01 17:08:45 

>>48 栗花落さん

…ま、酔っても殴ってこないだけマシかしら、程々にしてくださいね
(また歯の浮くようなセリフを囁かれ、もうその手には乗らないぞとじとーっと見返す。しかし、酔っ払いは酔っ払いでも、殴ってくる酔っ払いよりは随分マシだ、義父は酔うとすぐ殴ってきた。あの時はまだあの家族にまた愛してもらえると期待していただけにかなりショックだった。今となれば、あの家にはもう自分以外誰も居なくなってしまったので気にすることでもないが、相手は口説いてくるだけで別に害はないので構わないと思う。)

  • No.52 by カーメル  2023-03-01 17:24:44 

>>50

………はぁ、分かりましたわ、私は指図め羽根に傷を受けた小鳥、貴方に信用を求められる立場にありませんもの、貴方が本当に親切なら無事に手当して頂けるでしょうし、そうでないなら…まあ、煮るなり焼くなりでしょうし、それだけの事ですものね、さ、案内してくださいまし
(観念した、という様子で溜息を吐く。幾ら花憑きとはいえ、不死身な以外別に特殊能力やらは無いし、つまり自分のこの先は相手に握られている訳だ。信用も何も無い、開き直りちゃんとつま先を相手に向けて立つ、それに自分の血も…人間にとっては毒で、呪いだろう、手当を優先した方が良いのはその通り、案内してもらうように頼む)

  • No.53 by カーメル  2023-03-01 17:25:29 

(あっ、梵さんに「さん」付け忘れちゃいましたね…ミス連発すみません)

  • No.54 by 京王院 唯織  2023-03-01 17:38:30 


>>梵さん


初めて踏み入れた不夜城。決して明るい時間ではないのに、この場所だけまるで世界が違うかのように賑やかで、そして嗅いだことのない匂いがした。自分の御花はどうやらこの場所が好かないらしく先ほどからざわざわとこちらに早く帰れと言わんばかりにアピールをしてくるが、こんなところめったには来れないのだ。唯織はたまには冒険も大事よ、なんて心の中で御花をなだめてはカツカツ、チリン、と白状の音を。カランコロンと涼やかな下駄の音を響かせながらあまりに場違いな夜の街を歩いており。
──なにもこんな危ない所に遊びに来たわけではない。両親が帰国してこの街にいるということ、まるで自分のコレクションを見せるがごとく自分の贔屓に`花憑きの娘`を見せびらかしたいが為に唯織をこの街に呼んだこと。そうして見せびらかした後は帰れと初めての場所に放り出されたこと。それぞれが組み合わさってここにいる。護衛はもちろん控えているのだろうが、有事の際以外は働こうとはしないのはいつものこと。

折角ならば初めての場所をたのしみたいということで、唯織はご機嫌そうに歩いていた。


「…ふふ、遊園地みたいだわ。たのしい。」

ほろ、と誰に言うわけでもなくこぼれた言葉は、もう何十年も前に行ったきりの朧気な記憶。遊園地はこんなにいろんなものが混じったにおいこそしなかったものの、騒がしさであれば似たようなものだった。
人というのはどうやら`理解の範疇を超えるもの`には近寄らない・見えないふりをするのが道理なようで。白状を持った花憑きの和服少女。美人局だってどれかの要素を外して仕事をするぞと言わんばかりの怪しい彼女の外見に絡んでくるものはいない。それどころか彼女が歩く道をモーゼのように開ける始末だ。

と、こつん。と白状の先が誰かに当たる。
どうやら周囲の声に耳を傾けすぎて誰かに白状を当ててしまったようで。

「ごめんなさい、失念していました。大丈夫?」

唯織は御花で顔のほとんどが覆われているのにも関わらずあわあわと慌てているのがわかる様子で謝罪を口にして。



>>40
>>栗花落さん


美しいよ、だなんて優し気な声で御花を褒められると、途端に目元の御花がまるで喜んでいるかのようにまた騒めく。
──なんて単純な子なの。そう自分の心の中で御花に呆れながら、だがしかし牡丹の花というのは確かに美しい花だったという記憶があるので、特に彼の言葉を否定することなく

「 うふふ、お上手ね。でもわたし、キンモクセイもとても好きですよ。 」

なんて笑って見せる。視覚からの情報がない彼女にとって、彼から香る金木犀の匂いのみで彼の御花は金木犀なのだと勘違いしたのだろう、うふうふと笑いながらそう答えてはまた彼から香る金木犀の匂いに頬を緩めて。秋の訪れをその香りで感じさせる季節の花。花言葉は『謙虚・気高い人』だっただろうか。穏やかな声や雰囲気を持つ彼にぴったりと当てはまっている。
何てったって香水やハンドクリームにもなるくらい愛される香りの花だ。家の女中が金木犀の香りのハンドクリームを塗っていて、一番好きな香りなんですよとこっそりハンドクリームを貸してくれたことを思い出す。

「あら。とってもぴったりですよ。貴方の声はとても静かで穏やかに聞こえます、夜を静かにあたたかく照らす月みたい。
 …それに。ほら、ふふ。手だってとても暖かい。」

お手をどうぞ、という彼の言葉に、手探りながらそうっと自身の手を重ねる。元々正直な子なので、あまり警戒心がないのだ。
彼の手の輪郭をなぞらえるように、壊れ物を扱うように。自分よりも大きく、暖かな手に触れる。両の手で包んでも自分の小さな手では彼の手を包めないし、でもだからと言って冷たいこの手を温かい彼の手から離すのはなんだか厭で。
花憑きとして長く生きてはきたが、こうして誰かに触れるのはいつぶりだろうか。唯織はさくらんぼ色の唇を穏やかに吊り上げながら、「冷たくないですか?」と柔らかく問いながら。まるで祖母が孫の手をなでるかのように彼の手の甲をそっと撫でて。



>>41
>>カーメルさん


「まあ!あなたも!
 貴方が声をかけてくれたときにね、とっても素敵なローズの匂いがしたんです。」

彼女の抱えた花束からの香りだと思っていたこのローズの香りは、彼女の御花から漂う香りだった。
そのことに気づけばぱっと嬉しそうに頬を緩めながら、花憑きの人とこんな形で会えるなんて、と唯織はきゃっきゃと見た目の年齢らしく楽しそうに笑う。彼女の凛としながらも柔らかい声と、それから困っている人を助けられる淑女としてのやさしさは実に薔薇の花憑きらしいと唯織は思い。

それに、先ほどから自分に話しかけるときに声を明るく話してくださっている。優しい方だわ。

見えないながらもふつふつと肌で感じる彼女の優しさに唯織は嬉しくなり。彼女と友達になれたらいいなあなんてふと考える。

「薔薇の花言葉はたしか…『愛・美』だったでしょうか。
 カーメルさんにとってもぴったりです、だってこんなにきれいな声をしていらっしゃるんですもの。」

目が見えなくとも、意外と顔の美醜の判断はつくものである。
それは声のトーンであったり、抑揚のつけ方、それから?の混じり方など。判別基準は様々であるが、目の前の彼女から感じるのは清廉とした芯のある美しさで嘘偽りなどひとつもない真っすぐさ。
こんなに綺麗な声の人が見れないのはざんねんだわ。そんな言葉は言った相手を困らせてしまうから飲み込むとして、ふわふわと穏やかな笑顔を浮かべつつそう彼女へ告げては唯織はまたうふうふと笑って。


  • No.55 by 篠宮 蛍  2023-03-01 18:07:14 


>>47 梵様

良かった、覚えててくれてたんですね。こちらこそお世話になってます。

(好転への道が開かれた。話を合わせてくれた相手に、今は目で感謝しつつ更に畳み掛ける。愛想の良い笑みを貼り付け答えると、こくりと頷いて自宅へ行くことを伝える。もうこれが決定打となった。これでやっと解放されると張っていた気が緩んでいくのを感じる。相手と彼の知り合いとのやり取りで、相手の上手い言葉によって自然に引き剥がす事が出来ていた。他の2人は「ちっ。こんな奴と繋がってるなんて。」「こいつに手出したらやべーよ。」「やめだ、やめ。おい、行くぞ。」と相手の知り合いと共に、つまらなさそうな様子で街の中へそそくさと溶け込んで行った。その後ろ姿を見つめながら、知らず知らずのうちに力が入っていた肩を脱力させ安堵の息を吐く。災難な目に遭った。冷静に対処出来たとはいえ、偶々彼が来てくれなかったらこんなに早く解放されていなかっただろうし、ましてや解放されていたのかも危うい。気が張っていて気付けなかったのか、御花がいつもよりざわめいていた。右の鎖骨に触れた左手を、壊れ物でも扱うかの如く軽めにキュッと握ると直ぐさま離して、これからはいつも通りの道を選んで通る事にすると誓えば、相手の方へ向き直り腰から背筋を曲げてお辞儀をし感謝をする。先程の人懐っこい貼り付けの笑みを浮かべ親しげに話した様子とは打って変わって、口角を僅かに上げただけの笑みで他人行儀の態度を表しながら、ただ感謝の意を伝えただけではこの恩はきっと返せないと思い更に何かお礼をしたいと言うが、中々良いものが浮かばない。出来れば相手が喜ぶものが良いが、自分とは全く異なるタイプの彼は何が良いのか見当が付かず。)

ありがとうございました。助かりました。…あの、何かお礼をしたいんですけど…


  • No.56 by カーメル  2023-03-01 18:47:28 

>>54 唯織さん

あら、確かに匂いは強い方だとおもっていましたけれど、そこまでだったかしら…
(相手に御花の香りの事を言われ、確かに自分の御花は匂いによる主張は強い方だと思っていたが、そこまでだっただろうか、と手の甲の花を嗅ぐ。自分の匂いは慣れてしまっていつか認識しなくなると聞いた事があるが、これは自分の匂いではないのでノーカンだ。)

あら…ありがとうございます。でも、私の体質は、そういう、愛とか、優しいものとは程遠いものですわ、手足に茨が絡みついてますの、触れたら傷をつけてしまいます。だから手を取れないと言ったのよ
(相手にこれでもかと賞賛され、照れるが素直に礼を言う、しかし、触れれば傷を付けてしまうこの身体は、優しさとは遠い場所にあるだろうこれは御花からのある種の束縛に思えるが…この御花の孤独の理由はこれだったのかもしれない、確かに、侵食が進む度に痛みを伴うなんて溜まったものじゃないだろう、この御花もそうしたくてそうしている訳でないのは分かっているので自分は一向に構わないが…)

  • No.57 by 栗花落  2023-03-01 18:59:04 

>51 カーメル様

「酒が入って誰かを傷つけるヒトは、酒に呑まれてしまった成れの果てだろうね。幸い、呑まれたとしても俺にはお嬢さんに手をあげる趣味はないし、その点は安心していいよ」

悪戯をしすぎたらしく、隣の彼女からは冷静な言葉が返される。
そろそろこの遊びから手を引かねば本格的に嫌われることになりそうだ、と適切な位置まで距離を保つ。
しかし、先程の彼女の姿を思い出してはくつくつと笑いが溢れるのは許して欲しい。
一頻り笑いを反芻していれば、何やら彼女の纏う空気が変わったように感じた。
殴るという言葉から、きっと酒に呑まれた誰かによくないことをされたのだろうとあたりをつける。
それはそれとして、他人の事情に土足で踏み込むほど常識知らずではないため、気づかないふりをして再び酒に口をつける。

「…そう言えば寒くないのかい?俺は酒を飲んでるからいいけれど、何も飲んだり食べたりしていない君には寒いだろう」

彼女をちらりと見て、最も気づくべきだったことに漸く思考がさかれる。
この肌寒さの中、何も持っていない彼女に席だけ勧めるのはよろしくないのではなかろうかと今更ながら意識が向いたのである。
とはいえ、自身が飲んでいる酒以外のものはないため、どうしたものかと思考を巡らせる。



>54 唯織様

「金木犀?…あぁ、そう言えば金木犀も御花の一部だったね。極少量しか咲いていないのに香りがよすぎるんだ。俺の御花のメインはね、曼珠沙華なんだよ。言い換えれば彼岸花。まぁ、あまりいい印象を持つヒトがいない御花なわけだ」

ふわりとした笑みと共に返された言葉に疑問符が浮かぶ。
が、すぐに少ないながらも存在感を放つ御花の一部を思い出した。
メインの曼珠沙華よりも圧倒的に占める割合が低いのに、なぜか香り高いその存在は、鼻が慣れてしまった自分にはとうに忘れたものだった。
意識しても金木犀の香りを強く感じることはできなかったが、隣の彼女が頬を緩めて楽しむ姿にきっといい香りなのだろうと、こちらも頬が緩む。
花に疎い自分には、なぜ曼珠沙華と金木犀、そして水引が咲いているのかわからないが。
きっと隣にいる花に詳しそうな彼女なら、見当がつくのだろう。

「…はは、あまり無警戒すぎると悪いヒトによくないことをされてしまうよ?」?
冗談で出した手に躊躇いなく手を重ねられたことが、意外すぎて反応に遅れてしまう。
警戒心を感じさせないその動きに嬉しさは感じるが、強い危うさを見出してしまって、つい咎めるような言葉を吐いてしまう。?いつものように悪戯でもしかけて悪いヒトを演じようかと考えを巡らせていたところに、そっと優しく撫でられる感覚が与えられる。
それが不快に感じないどころか、懐かしいような、心が落ち着くような何かを感じて胸が詰まる。??「冷たくはないよ。それより、こうした方が暖かいだろう?」

酒を持っていた手を空けて、ゆるゆると自分の手を撫でる彼女の手を両の手で包み込む。
力を込めたら折れてしまいそうな、そんな印象を受けた。
同じ花憑きでも、こんなに異なるのかとやんわり彼女の手を包みながら実感する。

  • No.58 by カーメル  2023-03-01 19:09:46 

>>57 栗花落さん

ふふ、全くですわね、でも私別にもういいのよ、その人…私のお義父様ですけれど、旅行に行ったきり「行方不明」になってしまいましたの
(相手の言葉に全くその通りだと笑う。しかし自分はもう気にしちゃいないと話す。その家族は「行方不明」になったのだ、正確には行方不明に「した」のだが、まあこれは別に言わなくていいだろう)

ああ、夜の散歩は日課ですの、おかげでこの寒さにも慣れましたわ
(相手が寒くないかと心配するが首を振る。いつも夜出歩いてるからか夜風の冷たさにはすっかり慣れてしまった。)

  • No.59 by 梵  2023-03-01 19:55:26 

>52 カーメル様

てっきり色々理由をつけて1人で街の外に向かうか、付き合わされるかのどちらかだと思っていたため、予想以上にすんなり頷かれたことに驚きが隠せない。
自分が思っている以上に、目の前の彼女はこの街での動き方や警戒の仕方をわかっているのかもしれない。
未だにこちらへの警戒は解いてもらえてない雰囲気をびしびし感じつつ、人好きのする笑みを浮かべる。

「そうそう。この街を歩くってなったら俺以外の適任はいないからねぇ。まぁ、案内先も街の外もそんなに遠くないし、気楽に話しながら行こうよ」

体を向けて話す彼女に応えるように、こちらも芝居がかったお辞儀を1つ返す。
彼女の怪我を治すには、スナックのママに頼むのが一番だろう。
あそこの近辺で営業していりは女性陣は軒並み強いし、色々な準備がいい。
男の乱闘騒ぎに突っ込んで説教できるバイタリティの持ち主たちだ。
敵に回さないのが一番である。



>54 唯織様

何やら街が騒がしい。
先程までは喧騒に身を任せて心地よく歩いていたはずだ。
それが、どうだ。
街の中心に向かうにつれて、騒めきと得体の知れない何かに対する不安が大きくなって伝播していく。
普段もよくわからないことで騒がしくなったり、不安が伝播したりすることはあるが、今回のこれは何かが違う。
明らかに可笑しい街の様子を探ろうとした矢先に、周囲の視線とコツンという小さな衝撃。
これは、幸か不幸か探す手間が省けたらしい。
焦ったような声色に振り返れば、可愛らしい女性が慌てている姿が視界に飛び込む。

「あぁ、気にしなくていいよ。それより、君に怪我はないか?こんなに慌ててしまって可哀想に……ほら、お前たち!珍しいからってそんなジロジロみるんじゃないよ。この娘は俺のお客様」

この意味がわからない奴はいないよなと問いかければ、さらにざわめきが広がる。
そのざわめきは言葉にではなく、自分の存在がだろうが。
予想通り、あれが例の…とか、俺ちょっと好みかも…とか、あたしこの間遊んでもらったわよ…とか自分に関する話題で持ちきりになったようだ。
好きなだけ噂を楽しんだ彼らは1人、また1人と遊びに戻って行く。

「さて、可愛らしいお嬢さん。ここは君みたいな綺麗な娘が来る場所じゃあないよ。早く家にお帰り。それとも…おにーさんがよくないこと、手取り足取り教えてあげようか?」

彼女にこの街から出るように静かに説いていたが、どうにも性に合わないと悪戯心が顔を出す。
前半の真面目さとは打って変わって、色香を含ませながら耳元で囁く。
ついつい揶揄いたくなってしまう己の性分に、口角が上がってしまうのは許して欲しい。



>55 蛍様

「…へぇ、なかなかやるじゃん。演技とか苦手な娘かと思ってたよ」

やっぱりヒトは直接目で見て、話して、触れて、確かめるに限るねと隣の彼女ににへらと笑いかける。
特に同意を得たいわけではないが、何も話さないのも可笑しいかと考えて話しかけた。
つまらなさそうに帰っていく彼らを眺めながら、あいつは本当に落ちぶれてしまったのだと実感させられた。
あんな小物と連むどころか、口を聞くこともなかったプライドの塊がああなるとは。
これだからこの街は離れがたいと気分が少し上を向く。
落ちた彼と遊ぶのは嘸かし愉しいだろうなんて考えてしまうあたり、彼らの言うとおり自分もヤバい奴なのだろう。
彼らの情けない姿を一頻り愉しんだ後にちらりと彼女を伺えば、力の入った肩が緩んだように見えた。
慣れない街で見知らぬ輩に声をかけられればそうなるか、と街の外から来たヒトの反応を理解する。

「あぁ、お礼ね…そうだなぁ、このまま君とこの街を楽しむのもいいけれど、それだと君が大変だろう?」

俺みたいなヒトには容易にお礼なんて言葉を使ってはいけないよなんて言いながら、くつくつと笑いが溢れる。
ヤバいことを理解しているヤバいヒトからの忠告ほど不気味なものはないだろうと思う。
先程の人懐こい笑みと比べて、やや人間味の薄れた笑みを浮かべる彼女を見ながら、この街を歩かせるのは大変そうだと感じた。
ここで冗談混じりのお願いを言えば完全に警戒されるだろうことは容易に想像できて。
結局は変に濁した形になってしまった。

  • No.60 by カーメル  2023-03-01 20:27:34 

>>59 梵さん

はい、ではよろしくお願いしますね
(相手のお辞儀に自分も同じように返した後、相手の隣につく、茨が刺さってしまうので、手などは借りるつもりは無い。単にこの街で人の後ろにいると横から誰かに掻っ攫われそうな気がするのだ…幾ら長く生きてるからって身体は20歳前の小娘なのだからそんな事は御免なのだ)

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