勇者は魔王の本性を探ることにする 〆

｢嗚呼、自分でできる。わざわざ取りに行かせてすまない、礼を言う──後日、新しいものを臣下の一人に返却に向かわせよう｣

(しばらくして応接間に戻ってきた相手から薬と包帯を受け取ると、お得意の魔法で薬を適量取り出して傷口に塗り、するりと解いた包帯がひとりでに傷口を覆うように巻かれていき──包帯を巻き終えた左手の状態を確認するように見て、問題がないと思えば、先程同様に袖の内に隠すようにしまい。残った薬と包帯を返そうと相手に差し出しては、使ったものを消費したままは良くないだろうと思い、後日、臣下の者を向かわせようと考えていて)

(/そのフシャーって威嚇する勇者様を可愛いと思って余計に引っ付く魔王ですね(笑)
なんですかソレ可愛すぎます！新聞読んでたら邪魔してくる猫チャンを思い浮かべました……。勇者様放っといて本でも読んだ暁にはめっちゃ拗ねられるか邪魔されるやつかしら？ｳﾌﾌ…
了解です！ではシミュレーションゲームのように親密度を上げていかないといけませんね(笑)
感覚を共有すればわりと何でも筒抜けです。目で見ているものとか、聞こえているものとか……ストーカーアプリかな？テレパシー的なこともできるので、その場にいなくても会話ができます。あ、B国に2人で乗り込むなら好都合な能力だわ。でも、それしたら勇者様が洗脳されたの一瞬で見破れますね。ｵﾓﾛﾅ-ｲ
勇者様がツッコミ役なので魔王が＊＊るという……コントかな？その内夫婦漫才でも始まるのかな？(笑)今後もめっちゃ勇者様をマイペースに振り回していくことでしょう。)