影原 詩乃(主) 2023-01-21 00:47:21 |
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>母様(咲那)、all
そうでしたか…、ああいえ!その、ありがとうございます…。それだけ心配して来てくださったのですね…。
(スマホを忘れて出て来てしまったと話してくれる母親の台詞から形振り構わず駆け付けて来てくれた事が窺えて、弱ったような笑み顔を彼等に向ける仕草には玲士も慌てて首を短く左右に打ち振る。寧ろそれだけ心配して来てくれた様子には子供ながら反省と嬉しさが入り交じるようで眉尾を下げて微笑み。自分達に会いに来てくれた母親(咲那)に感謝したくて)
あ、すみません…勝手に母様達の馴れ初めを話してしまって…。母様も…俺達を心配して会いに来てくださったんですよね。ありがとうございます…。いい加減、安心させなければいけませんね…。
(弟の燈(ともり)を抱え直しながら、ふとましろさんとコンラッド達に笑い掛けている母親の穏やかな横顔や雰囲気を目にして玲士も安堵する。本来のおおらかな、いつもの素直で純心な母親だ。こうして会いに来てくれた事が自分にとっては嬉しい反面、いつまでも見守れている事に甘んじていてはいけないとも感じる。それは自立心からなのか遠慮からなのか、遅かれ早かれ親しい人とも離れる時期なのだろう。母には母の人生があるから、せめて自分達(子供達)から解放されなければとも思う。ましろさん達の持つスマホを見た母親の猫のように大きい金色の瞳は何故だか苦手意識を孕んでいて。それを何と無く不思議に思った玲士はどうかしたのかと顔を向けて「あの、母様…いかがなさいましたか?」と、そう彼女(咲那)の心情を窺おうとするものの、ましろさんが案内するその先に村のような集落が見えてつい続けようとした言葉を飲み込み)
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