影原 詩乃(主) 2023-01-21 00:47:21 |
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>母様(咲那)、(コンラッド&ヤーガー)、all
ああいえっ、勿論です。その…、
(母親の猫のような大きな金色の瞳が不思議そうにしているのに気付いては玲士も少々言い淀み。小柄な母へとやや肩を屈めつつ己の片手で衝立を作りながら小声で「その…寛容に対応してくださってありがとうございます、母様。いつもでしたら…燈や俺に何か危険そうな事(ヤーガーの食人を仄めかす言葉)が少しでも耳に入ったり目に付いたりしたら…相手がどんな見た目や立場の者でも容赦しませんでしたから…。俺達の出生に関して罵倒したあの大男の大臣も母様が一度地面へ沈めましたし…、」と、燈を食肉として品定めするヤーガーに対しても怒らず対応しててくれている母親(咲那)へと自分達が驚いた理由をこっそり話して。燈の人見知りや引っ込み思案なところは性格や片言による周囲の指摘により一度心を閉ざしてしまった一因等があるものの、元々怖がりな我が子(燈)を庇う事で起こる威嚇、もとい牽制をこの場で発動せず堪えてくれた事へと内心ほっとしたのか"ありがとうございます…。"と息を抜くように感謝して)
分かりました、では俺達もその村へ向かいますか。
(母親(咲那)の意見にも玲士は頷きながら"そうしますか"と柔らかく笑んで同意し。ちらちらと先程から母親の様子を見上げる幼い燈は珍しく母親にくっ付かず、兄のズボン端を持って歩いていて)
>ましろさん、コンラッド、ヤーガー、母様(咲那)、all
すまほ(スマホ)?…か、
(コンラッドの持つ液晶の時刻を兄弟で興味深く見つめていると、ましろさんの微笑ましそうな視線に玲士が気付き。見守る視線が何と無く擽ったいのか慌てて姿勢を正しながら見つめるのを止め。弟の燈は逆に"スゴイ…!"と、面白い電子機器の説明に喜んでいる。スマホと略される多機能な機械の説明を受けた玲士も顎に片手を置きながら頷きつつ「日本の未来にもこんなに便利なものがあるんだな…。昔、あげは先生が見せてくれた飲み物の写真(※イングリッシュティーラテ)もこんな感じの薄い機械だった気がするな…?」と、あの頃は美味しそうな見た目の飲み物の写真が画面いっぱいに映し出されていて、子供ながらに衝撃的で覚えていたのか。その時もコンラッドが持っているような薄い機械だったと記憶を辿るようにましろさんへと話して。小さい弟の燈もぴょんぴょん跳ねながらましろさんとコンラッドへと笑顔で無邪気に尋ね)
燈(ともり)「スマホ、ロボットニ、変身シタリ、オ写真カラ、匂イ、スルっ?」
(何でも出来る魔法の機械だと夢見る弟の発想には玲士も可笑しげにしつつ「それは…流石に出来ないんじゃないか?」と笑っていると、コンラッドから"スマホを見たことがあるのか?"との質問へと顔をぱっとそちらに上げつつ)
ああっ、えっと…。母様がその…、人類が滅んだ後の次世代種で…文明の発達した未来人なんだ。何と無く似たようなものを持ってて。
…けど、子供だった俺達が万が一その機械を触って明治で紛失したらオーパーツになるのは避けなきゃで…なるべく興味を持たないようにしてくれてたんだ。
だから、何と無く見たことはあるんだけど…まじまじと見れるのはあまり無いんだ。だし…頓珍漢な事を聞いたり、見過ぎて不快になったらごめんな…?
(似たような機械を偶々見る機会があったものの、実際に触れた事などは無く。その為か、もしかすると物珍しげに見過ぎてしまうかもしれない不躾を事前にコンラッドへと謝って。箒で低空飛行を行うヤーガーを弟が"わぁ"っと見上げながら己もどんなトリックなのだろうと目を瞬きつつ歩き。母親の世界とましろさん達、コンラッド達の生きる時代の連絡手段(ツール)に関してはやはり感慨深そうに顔を向けて「けどやっぱり凄いな…、掌位の小さな機械で見ている物の写真が鮮明に撮れて思い出を残せたり…文字もすぐ相手に伝えられるんだろう?…遠くにいる親しい人の声がいつでも聞けたりするのは素晴らしい事だ。色んなものが機械ひとつで共有出来るなら…きっと未来の人達は孤独を感じたりする事も少ないんだろう。」と、電報(モールス信号)で送られてくるものを解読して書き留めるにも数日を要する明治の時代からすると本当に便利な発明だと彼等に感心し、遥か未来を生きるコンラッド達に何気無く感想を聞いて)
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