影原 詩乃(主) 2023-01-21 00:47:21 |
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>母様(咲那)、(コンラッド達)、all
…?
(我が子に危険が迫ろうものなら背後に隠して真っ先に威嚇する筈の母親が"大丈夫だ"と燈を前へと出して。それを見た息子達は母親の顔を見ながら不思議に思い、少し涙目である燈はぽかんとしながらもじっと母親を見上げたまま何らかの違和感から離れるなり兄の方へと急いで寄りながら玲士にぶつかる勢いで黒いズボン端を持ち。兄の玲士も燈の頭に片手を置きつつ母親へと少々驚いたように目を瞬いて)
母様、今日は少しいつもと違う感じ…ですね?
何というか、燈はずっと母様にべったりでしたので…母様も鍛練以外、燈(ともり)の事は可愛がって甘やかしてたものですから。…って、ああいえ、すみません。
(日頃から何と無くそんな印象を抱いていた事をついポロッと溢してしまうものの、彼(玲士)の見ている母の姿は己の時代の母だからか。もしかすると幼少期から自立を促すよう母なりに変わったのかもしれないと思い。幼い弟は母親から離れて何故か黙ってしまった。それを見た玲士は弟が気落ちしてしまったのかと思い「来な?燈、疲れたら担いでやるから。」と幼い弟を元気付かせて)
>ましろさん、コンラッド、ライダー(ヤーガー)、母様(咲那)、all
俺達へ会いに?
(自分達に会えたらと思ってこの世界へ来てくれていたらしい事をましろさんの口から聞くと隣に並ぶ幼い燈(ともり)と顔を一度見合わせてから嬉しそうに笑って「それは…何というか凄い嬉しいな。な?燈(ともり)。俺達も元の世界へ帰ってからずっとましろさん達の勇敢さに憧れて…先生達の連係プレーを真似してみたりした覚えがあるな。…って口に出したら凄ェ恥ずかしいけど…。」と、ましろさん達の息の合ったコンビネーションで攻撃に厚みを持たせる戦い方、真っ直ぐで芯の強い思想。そして救済といった納め方。それらに憧れて新たな正義のヒーローごっこのようなものを弟と妹で真似て再現していた憧憬の記憶を本人であるましろさんに話して。ただ話した後に此方も幼い事をしていたと気恥ずかしさを払うように吐息で笑い。モモがくるんとましろさんの首を一周して擽ったそうに見えつつ今後の動きについて話してくれる声に顔を向けて)
麗の村?ましろさん…もしかしてこの先の村へ行った事があったのか?…それなら物凄く助かるな。村の人達とましろさんが顔見知りだと俺達も警戒され難いだろうし…、
(仮に一、二回でも村人達と面識があるのならとても有難いと、提案してくれたましろさんへ妙案だと感謝するように。更には今後の予防策を講じてくれるコンラッドから薄い硝子の付いた液晶(スマホ)を見せて貰うと、小さな弟と首を傾げながら不思議そうに彼の翳すそれ(スマホ)を見つめては)
これが通信機にもなるし、計時器(タイマー)にもなるのか…?
(未来の異種族である母親の持っているものとは少し形状や厚みが異なるからか、コンラッドの持つ文明の利器へと少々興味深そうに見つめて聞き返し。時が来れば鳴る仕掛けと彼の意図に此方も合意するよう頷きながら「そうだな?…その時点で進むか、母様の言う大事をとる話もだし。少々引き返してでもましろさんの言う村に戻った方が良いだろうな。コンラッドの言う通り2時間後に判断しようか。」と、元軍人である母親の長年の知識や経験則、穏やかで人当たりの良いましろさんの不思議と動物や人を惹き寄せる対人スキル、射撃の腕や旅路でも熟練者であるコンラッドの機転を総じては玲士も心強いメンツだなと感じながらその場の皆に話して。無理の無い範囲で進もうと、恐らく皆の足を気遣ってくれるコンラッドへと玲士も小さく微笑み「OK、じゃあ無理せず行こうか。皆も足元に気を付けて。」と母親から離れて少々気落ちしている燈(ともり)の紅い頭を此方もぽんぽんと片手で撫でつつ、まだ比較的なだらかな山道を進んで)
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