神座　／　締切　

( 馬の世話を終え厩舎から屋敷に戻る道すがらのこと。昨日降った雪が溶けきらず、ところどころに白化粧を施した庭を眺めながら歩いていると、少し離れたところで一人佇む女性を見つけ。彼女のことは知っている、己が主と仰ぐ女性の孫で“なつやすみ”や“ふゆやすみ”と言うらしい長い季節休暇の時期になると、この本丸に遊びにくるのだ。といっても主と違い彼女に、自分達の姿は見えていないようだが。困ったような様子から迷ったのだろうかと、思っていれば此方に向いた褐色の瞳がカッと見開かれ、後ずさる人の子に瞠目しつつ小首を傾け。それでも恐る恐る誰？と問われれば浮かんだ結論は1つ、急に何故かは分からないが己の姿が見えるようになったようで。全く予期していなかった驚きかつ愉快な展開に高鳴る鼓動を抑えきれず、ワクワクした表情を浮かべながら空いた距離を詰めて。 )
こりゃ驚いた！なぁに怪しい者じゃない。君のおばあさんの友人…とでも言えばいいか。訳あってここで世話になってるんだ、なんで盗っ人じゃあ無いぞー？


(／　また何かありましたら都度、お気軽にお声掛けくださいませ！鶴丸含めどの刀剣男士も初挑戦ゆえ拙さが目立つと思いますが、精進して参ります故、今後ともお付き合いのほど、よろしくお願いいたします！／こちら蹴り可能です！)