匿名さん 2023-01-13 20:59:11 |
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【降谷 零】
出会い方は様々だよ。学校や仕事なんかで出会う人もいれば、こんな機械(スマホ)の中で恋人を探して実際に会う人もいる。色々な人がいるこの世界では、出会い方も恋愛の仕方も一人一人ちがう。
…人魚は、そうじゃないのか?
( しばらく夕暮れ時の街を車で走らせていると、町の喧騒と少し離れた海岸近くの駐車場に車を停めて。そんなうちに彼女から問われた質問には、人間の出会い方といってもそれは人それぞれたくさんの出会い方があるわけで、難しい質問だと言うとそう答える。やはり女性は恋愛事に興味があるのだと思うと、なんだか人魚も人もそう変わらないように感じてしまう。反対に人魚は、どのように出会ってどのように恋をするのだろうか。質問をしなから、運転席から降り、助手席の彼女へ手を伸ばす。海の上に輝く夕日。その夕日は半分海に飲み込まれようとしているところで、とても綺麗な風景がそこには広がっている。彼女の住んでいた海はどんな場所なのだろうか。と少し思いをめぐらせながら。)
【松風 春】
…?
そう、ですね。
( 彼の声に違和感を覚えるのと同時に、ここ最近何処かで聞いたことのある声だと記憶を呼び覚ます。明らかに、乾燥などで変わった声というには無理があるくらいに別人の声、そして記憶の先にたどり着いたのは、あのパーティー会場で出会った男。そしてその後の彼の仕草からこの沖矢昴という男は右利きかと思いきや実際は左利き。声はあの首元にはきっと声を変える何かしらのものが隠されているに違いないと推理し、やはり降谷が言っていた通り、この男の正体は…違いないと少しだけ確信を持ち。こちらもとりあえず今は何事も無かったかのように笑って頷く。そうこうしているうちに犯人の正体を暴き、無事脱出に成功することができた。)
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