匿名さん 2023-01-13 20:59:11 |
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【降谷 零】
よかった。
朝ごはん作ったんだが、食べられるか?
( 寝起きの彼女は昨日の美しい感じとはまた違い、どこか幼く可愛らしく見える。どうやら声がかかるまで熟睡していたのだろう、まだ眠そうなその表情に微笑むと、壁を使って立ち上がろうとする相手の元へ行き、昨夜同様に手を差し伸べる。朝ごはんを作ったことを述べれば、昨日夜夕食を食べた時間も少し遅かったし、寝起きとなるとあまり空腹を感じていないかもしれない、なんて思いながら一応食べられるかどうか尋ねて。そう話しているうちに食卓のイスまで誘導すると、座るところまで見届け、自分は朝食の用意をしに台所へ。ごはんと、味噌汁、目玉焼きの更にはほうれん草のお浸しを添えたシンプルなもの。ただここまで用意して、箸はむずかしいかもしれないと気付き相手に尋ねて。)
箸は、使ったことない?
【松風 春】
よかった…。
あ、場所でしたら分かります。近くなのですぐですよ。
( 誘ってから少し後悔をしていたところだが、快く誘いに乗ってくれると嬉しそうに笑い。相手が会計を済ませている間に、念の為スマホでブックカフェの場所を検索する。そして先程まで雨が降っていた空を眺めると、すっかり天気は元通り。よかったと安心すると、会計を終えた相手と合流をして、目的のブックカフェへと向かう。この本屋からは徒歩5分ほどの場所に位置しており、すぐにカフェに着いた。少しレトロな内装、本を読むことに集中できるように音楽もクラシックが流れている。何より普通のカフェと違うのは本がずらりと並ぶ棚がいくつもあり、ちょっとした本屋のような空間になっている。窓側の席に通されると、メニュー表を開いて。)
沖矢さん、何を飲まれますか?
私はブレンドコーヒーにしようかな。
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