匿名さん 2023-01-13 20:59:11 |
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【マリア】
昔、同じ人魚の中にこの国で生まれた人魚が居たんです。黒い髪が黒真珠のように綺麗な人魚だったのですが、彼女に人間の言葉という事でこの国の言葉を教えて貰ったんです。
ありがとうございます。
ベッドをお借りしてはしまいますが、ゆっくり体を休めて下さい。おやすみなさい。
(自分の言葉に確かに見た目からすると自分はこの国の生まれでは無いとすぐにわかるだろうし、何より彼は自分が人魚だと知っている。それ故にやけにこの国の言葉に詳しい事に疑問を持つのを当然だろう。その理由を簡単にだが説明をする。黒い髪が美しく、その目も黒髪同様に黒く白い肌とのコントラストが美しかった彼女を思い出す。人魚は長命なので余程の事が無ければ今でも生きているだろうが、彼女は今どうしているだろうかと少しだけ気になる。彼女のおかげでこうして人とコミュニケーションを取れているのだ、今度会えたらお礼が言いたいと内心考え。
そんな事を考えていれば、あっという間にベッドへと着く。部屋の中なのだから当然だが、その時間が短くて、触れ合っているこの手の温もりと大きさ。こうして触れ合っていると心がポカポカするような感覚になって少しだけ名残惜しい気もするが、それでは彼を困らせてしまう。お礼を言いながらソッと手を離れさせてベッドへと座ると、少しだけ眉を下げて上記を言う。疲れているのは彼の方なのだ、少しでも体を休めて欲しいと切に願って)
【沖矢 昴】
特に事件も無く、指示も特に無し。
こうもやる事が無いと………ついつい本屋に来てしまう。
(この前のパーティでは、爆弾解体と言うイレギュラーな事件はあったが結局組織の人間が何かやったような事は無く、末端の仕事があったのかもしれないがその現場を確認することも出来ず、組織の動きについては何も掴めなかった。だが、彼女について推測とは言え正体を何となく掴めたのは大きいかもしれない。彼女が潜入捜査をしている彼と交流があるかはまだ謎だが、その辺も追々分かるだろう。そして今日は珍しく完全OFFの日。大学の方も創立記念日とか言って休校なので、昼間にこうして本屋に居ても怪しまれないだろう。暇だと家にいる事もあるが、たまにこうして出掛けて本屋へと足を運ぶこともしばしば。本屋の中を歩き、ミステリー小説が置かれたコーナーで足を止めると、先日彼女が読んだと言っていた本でまだ自分が読めていない本を見つけると、これは…と手を伸ばして本を取り、あらすじなんかを読んで買おうかどうしようかと悩み、本を眺めて)
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