匿名さん 2023-01-13 20:59:11 |
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【マリア】
お知り合い…ですよね。
私は、マリアと言います。
…………私は席を外した方が良いですか?
(振り返って見れば、見知らぬ男女。2人とも手を繋いで居ることから自分達と同じように恋人同士でここにデートをしに来たのだろうと、直ぐに理解は出来た。だが、見知らぬ女性と顔馴染み。ポアロと言うあの喫茶店での知り合いなのかもしれないが、それにしては隣にいる彼の意識が女性に向いているように感じてしまう。彼が彼女の事を意識している。と言ったものを勝手に感じてしまい、本来ならそんな事は無いのだろうが、仕事以外で仲の良さそうな女性の存在に胸の内がモヤモヤとして、言い表せぬ焦燥感に襲われる。
自己紹介をしつつも、彼と離れたくないと言う気持ちが少し行動に出て繋がれた手を握り返し、少しだけ彼の背に隠れ、彼の着ている服の裾を軽く掴みながらも言葉は席を外そうかと気持ちとは真逆の言葉を口にして)
【沖矢 昴(赤井 秀一)】
こんにちは、まさかこんな所でお会いするとは思っていませんでした。
お2人もデートですか?
安室さんに恋人は居ないと思っていましたが…どうやら、勘は外れたようですね。
(彼女の同期で同僚なのだから、2人のやり取りがどこか気さくなのは仕方がない。仕方が無いが、面白くは無い。何せ愛おしい彼女と仕事では1番仲の良い間柄だと知っていて知らぬフリをし、何食わぬ顔で接しなければいけないのだから。だが、声を掛けたのは自分なのだから、そんな事は表に出すのはお門違いと言うやつだろう。
だが、目の前の彼は真面目な性格で良くも悪くも一直線と言った性格だと思っていたし、目的の為なら手段を選ばず、組織解体という大きな目標がある今、恋人なんて作らないと思っていたが、いつ出来たのだろうか?と心底不思議に思う。
それはそれとして、こちらはデートと言う単語を敢えて出す事でこちらの間柄の説明&自分の胸の中に燻る黒い嫉妬の感情を吐き出す為にそんな事を口にしつつ、いつもの沖矢らしい薄い微笑みを浮かべており)
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