匿名さん 2023-01-13 20:59:11 |
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【マリア】
(これは、物凄く恥ずかしい。なんなら自分かした方が心の準備が出来ているから精神的にはかなり楽である。勿論、されるのも彼からの愛情のようなものを感じられてとても良いが、自分の精神の為に、これからは自分からしていこうと心に決め。彼が寝たのを背後から感じる寝息や動かなくなった体から感じ取れば、こちらも寝てしまおうとそのままの体勢で目を閉じる。会って2日、付き合いだして初日でかなり濃密な時間を過ごしているような感覚すらするのだから、不思議なものだ。寝ている彼を起こさないように気を付けながら小さな声で「好きですよ、零さん」と呟いた後、こちらも眠りにつく事が出来て。
翌朝、しっかり眠れたからか比較的早い時間にパチリと目が覚めれば窓から差し込む光で朝なのだと時間帯を把握し。背中に感じる温もりにそっと体勢を変えて彼を起こさないようにしながら彼を見れるように体勢を変えると、まじまじと初めて見た彼の寝顔を見つめて)
【赤井 秀一】
そうか。
すまないな、本来ならすぐに答えを出すべきなのはわかっているが、よく考えてから答えを出したくてな。
………今日はここに泊まるのか?部屋は沢山あるから客室に泊まってもらう事になるが…帰るならタイミングを見てお開きにして送るとしよう。
(答えを保留にすると言う、普通の女性でも男性でも嫌がる答えに大して快諾してくれた彼女の器の大きさに感服すると共に、自分の器の小ささを感じてしまって内心少しネガティブ思考になってしまっており。酒を飲んでいるとは言え、これまでこんな風に自分に大してこんな考えを持つなんてことは無かったと言うのに、彼女といると知らなかった自分の一面に出会えるのだから不思議なものだ。
バーボンをグラスに継ぎ足すとまたグラスを傾けて酒を煽る。喉が焼けるような酒独特の感覚を感じながら酒とつまみを楽しんでいれば、ふと時計を確認してみると、酒盛りをしていたのと彼女との時間が楽しくてすっかりまた時間が思ったよりも過ぎていた事に気付く。彼女も自分も酒を飲んでほろ酔い気分ではあるが、記憶が無くなるほどでも無ければ意思疎通が出来ない程酔っている訳でもない。それでもいつもよりも回らない思考なのを自覚しつつも、家が隣の為帰るなら見送るし、泊まるなら客室へと案内をするだけ。普通なら酔った男女が部屋は別とはいえ、同じ家に泊まるなんて。となるのだろうが、自分だって酔った女性に手を出す程飢えてはいないし、理性だってある。決して彼女に手を出すことは無いと誓えるが故に泊まるか?という選択肢を増やして、彼女に問いかけ)
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