臣下 2023-01-08 21:16:01 |
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( 自室へつながる長い廊下。それを照らす月明かりが今宵は妙に明るく、足を止め窓の外へと視線を向ける。あぁ、綺麗な月だ、なんて目を細めていると、一瞬にして背後から首元にナイフを突き付けられたことが分かれば、驚きはするものの焦りはなく。幼い頃からこのように暗殺を企てる連中と対峙してきたが、今のこの刃に己を殺そうとする意思があまり感じられない。そして何よりこの背後にいる人物のことは自分がよく知っている。背後から聞こえてくる最愛の彼の声を聞き、落ち着いた声色で話しかけ。)
…ニール?どうした。何かあったのか?
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