こんなときに…、 仕方ない、な。 ( 少し安堵をしていたのも束の間、ぐっと縮まった距離に目を見開くと、悪戯っぽい表情を浮かべた相手に、こんな状況でなんて奴だと思いつつも、自分も相手に触れていて平気な訳がなく。相手の綺麗な瞳をこちらも逸らさずじっと見つめて。先程よりも更に高鳴る鼓動は絶対相手に聞こえているだろうと思いながら、相手の腰に手を回すと相手の唇に己のそれをかさねあわせ。)