臣下 2023-01-08 21:16:01 |
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さすがだ、ニール。
( 書類を見ていると急に縮まった距離に少しどきっとしつつ、彼が言う美術協会からのものの内容を読んでみる。確かにそこにはっきりと記された不正の数々、思わず此方もにやりと口元に笑みを浮かべて相手を賞賛する言葉を述べる。その手紙をコートの内側ポケットへ仕舞うと、早くこの部屋から出なければと扉へ向かおうとする。しかしそのタイミングで部屋の外から足音が聞こえてきて。)
…不味い、もどってきたな。
!…隠れよう。
( 使用人が戻ってきたのだろう。どうしたものか周囲を見渡すとクローゼットがある。大の大人2人ならばなんとか入ることが出来るだろう。一旦そこへ行こうとクローゼットを指さし相手にこそっと耳打ちして。)
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