臣下 2023-01-08 21:16:01 |
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ニール、とりあえず私の部屋へ行かないか?
( 彼の細々とした低い声が耳元を掠める。刃は最早喉元から離れ、愛しい彼の腕だけになればその腕をそっと撫で、ただただ頷きながら彼の言葉を聞く。そして聞いている内に、自分の最愛の恋人をこんな風に苦しめた人物に怒りがふつふつと込み上げると同時に、王位継承者である自分の立ち位置が彼を苦しめているという事実に胸が苦しくなる。誰がそんなことを、と問いたくなるがここではこの話をするのは不味い。一旦深呼吸をすると、すぐそこにある自室へいこうと提案し。)
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